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茅島みずき「役作りには手書きのノート」実写版「推しの子」黒川あかね役との共通点明かす


女優の茅島みずきが、実写版「推しの子」に出演するにあたり、作品への思いと役作りのプロセスを振り返りました。彼女は原作のファンで、アニメや漫画にも親しんでおり、実写化参加の驚きを語っています。茅島は、役作りのためのノートを利用していると述べ、自身が演じる黒川あかねに共感しながら役に挑んでいることを明かしました。また、芸能界の内情を描いた作品への共感やキャストとの交流による刺激も語っています。さらに、過去のオーディション経験から現在の役者生活への道のりを振り返り、来年の新たなチャレンジとしてスカイダイビングや舞台出演の意欲を示しました。

透明感あふれる表情と雰囲気でカメラを見つめる茅島みずき(撮影・横山健太)

女優茅島みずき(20)が、このほど取材に応じ、実写版「推しの子」(ドラマはAmazonプライムビデオで配信中、映画は20日公開)への思いを語った。

人気漫画、アニメの実写化作品。芸能界の内情、ミステリー要素、親子愛、友情など、さまざまなテーマが描かれている。茅島は、人気劇団の看板俳優黒川あかねを演じている。取材時期は、ドラマ配信直前という時期だった。

「たくさんの人に愛されている作品なので緊張感がありますが、みんなですごく一生懸命に、丁寧に作った作品なので、早くお届けしたいなという気持ちでいます」

出演前から原作には親しんでいたという。

「友達にすすめられてアニメを見てハマりました。漫画も買いました! 実写化作品のお話をいただいて、驚いたんですが、あのシーン、このシーンはどう再現するんだろうというワクワクがすごかったです。いちファン目線でびっくりしました」

黒川あかねというキャラクターは、人気劇団の看板俳優で、真面目で努力家という役どころ。あかね役と聞いた時には驚いたそうだ。

「今まで、けっこうクールだったり気が強かったりという役が多かったので、まさか私があかねちゃんをやるなんてと思いました。あかねちゃんはあまり感情を表に出さず、秘めているタイプで、私は感情を表に出すタイプ。けっこう正反対な感じなので、どうやって間を埋めていこうかな、と思いました」

演じていく中で、自分との共通点を見いだしていった。

「感情をどう出すかは違っても、思いに共感できることは多かったんです。それに彼女は役作りをする時に、ノートを使って書いたり調べたりしているんですが、私も役作りにはノートを使うんです。台本を読んで思った感情や気付いたこと、日常生活での感情、周囲の人の感情の表し方、いろいろ書いてます。この感情はいつか使えるかも、というようなことを書いてます。日記とは違う、役作りのためのノートですね。けっこうたまっているので、たまに見返したりしています」

芸能界のリアルを描いていると評される作品。その部分でも共感する点は多かった。

「私が演じるあかねちゃんに関しては、誹謗(ひぼう)中傷される場面も出てきます。この業界にいる人たちは誰しもが体験したことある感情なので、そんなマイナスな場面での共感もありました。あとは、映画やドラマを作る過程での『本読み』『顔合わせ』などの場面は、まさにこんな感じ、という忠実さに驚きました」

櫻井海音をはじめ、同世代俳優が多く、刺激ももらった。

「純粋に撮影が楽しい部分もありますし、すごいなと思わされることもたくさんありました。私も負けてられないという気持ちになったり、見習いたいという気持ちになったりしました。櫻井さんはスタッフさんへのコミュニケーションの取り方とか本当にすばらしく、全員の名前を覚えていらっしゃいましたし、私たちにも気を配ってくださったりしました。どのキャストよりも早く現場に入られてて、お芝居に対しての姿勢がすごいと思う部分はたくさんありました」

学びの多かった「推しの子」の現場。自分の中でのさらなる成長を期待している。

「今まで演じたことがない役柄だったので、役の幅は広がるんじゃないのかなとか、表現力がもうちょっと前よりよくできるんじゃないのかなと思ってます」

13歳の時、オーディションで芸能界入りした。その茅島が、「AMUSE AUDITION 2025『It’s ME~心躍る人生~』」のアンバサダーに任命された。

「私がオーディションを受ける前は、ゴルフしかやっていなかったんです。学校終わってから寝るまでずっとゴルフでした。その中でたまに家族でドラマを見る時が楽しみの1つだったんです。そこに立ちたい、立てるとは思っていませんでしたが、オーディションを受けていなかったら、ゴルフを続けていたと思います」

グランプリに選ばれたこで、生活ががらりと変わった。

「実は、芸能界もゴルフも両方できたらいいなって思っていたんです。でも、合格してからレッスンを受けるうちに、やるしかないという気持ちになりました。最初のレッスンでは、私だけが初心者で、何もできないし、恥ずかしいし、すごく泣きました。でも、負けず嫌いなのでそこから火が付きました。もっともっとうまくなりたいと心から思って、芸能界一本で頑張りたいと思いました」

自分の経験を重ねながら、応募者へエールを送る。

「私も意外な展開からこういう道に進むことになったんです。今回のオーディションは、動画で最初に応募できたりチャレンジしやすいですし、ジャンルを問わないオーディションなので、お芝居、ダンス、歌、いろんな夢をつかむきっかけになるんじゃないかと思いますね」

朝ドラのヒロインはかねて公言している夢。加えて、来年、公私含めてやってみたいことを聞いてみた。

「来年できるかどうか分からないですがスカイダイビングをやってみたいです。バンジージャンプは何回かあってすごく好きなんです。高いところは怖いんですけど、飛んだり落ちる感覚は楽しいので、その快感を空から得たいですね。お仕事では、また舞台に挑戦したいです。すごく楽しかったですし、大変だったんですけど、本当に勉強になりました。いつになるかは分かりませんが、チャレンジしたいです」

【聞き手=小林千穂】

◆茅島(かやしま)みずき 2004年(平16)7月6日生まれ。長崎県出身。24年は実写版「推しの子」に加え、フジテレビ系「あの子の子ども」、テレビ朝日系「素晴らしき哉、先生!」など出演。25年1月には映画「サンセット・サンライズ」が控える。特技のゴルフはベストスコア70、全国大会出場経験あり。

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