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鳥羽一郎&山川豊、兄弟で初のキャンペーン「原点に返った感じ」多数のファンとがっちり握手


兄弟歌手の鳥羽一郎(72)と山川豊(66)が、初のデュエット曲「俺たちの子守唄」のキャンペーンを東京・赤羽のレコード店「美声堂」で開催した。この楽曲は、兄弟の出身地である三重県鳥羽市の風景や両親への思いをテーマにしており、鳥羽の長男でシンガー・ソングライターの木村竜蔵が作詞作曲した。長年のファン集まる中、初めての共同キャンペーンで息の合った歌唱を披露し、大きな拍手が起こった。鳥羽と山川は、今年それぞれの新曲も披露し、キャンペーンを楽しんだと語った。山川は現在がん治療中だが、ファンとの触れ合いを大事にし続けている。来年2月には「木村家ファミリーコンサート」を予定しており、兄弟とその家族が共演する。

初めて一緒にキャンペーンを行った鳥羽一郎(右)と山川豊(4日、東京・赤羽のレコード店「美声堂」)

兄弟歌手の鳥羽一郎(72)と山川豊(66)が4日、東京・赤羽のレコード店「美声堂」で、初めてのデュエット曲「俺たちの子守唄」のキャンペーンを行った。この日がCDの発売日で、2人でのキャンペーンは初めてとあって、多くのファンが詰めかけた。

同曲は、三重県鳥羽市出身の2人が、ふるさとの風景や両親への思いなどを熱く歌い上げる。鳥羽の長男でシンガー・ソングライター木村竜蔵(36)が作詞作曲した。山川が昨年、鳥羽と同じレコード会社日本クラウンに移籍したことで、40年以上の時を経て待望の兄弟デュオが実現した。

キャンペーンでは、2人とも黒い衣装で登場。息の合った歌唱で「俺たちの子守唄」を披露した。さらに鳥羽は5月発売の「鳥羽の海女」、山川は10月発売の「兄貴」と、それぞれの新曲を披露。2人で鳥羽の大ヒット曲「兄弟船」も歌い、観客から大きな拍手が巻き起こった。

鳥羽は2人での初のキャンペーンを「楽しかった。(デビュー当時の)原点に返った感じだね」と話した。山川も「一緒のキャンペーンは新鮮。すべてはお客さまとの縁なので、来ていただいた縁を大切に歌って行きたい」と話した。

山川は現在、抗がん剤でがんの治療を受けている。その副作用か、右手の特に中指に激痛があるという。それでも、多数のファンとがっちり握手した。「多くの方から頑張ってと言われた。同じ病気の方のためにも、しっかり歌っていきたい」と話した。

来年2月7日には東京・日本橋三井ホールで、鳥羽(本名・木村喜平=よしひら)、山川(本名・木村春次)、木村竜蔵、そして歌手デビューした鳥羽の次男の木村徹二(33)が勢ぞろいして「木村家ファミリーコンサート」を開催する。

鳥羽も山川も「楽しみだね」と笑みを浮かべた。【笹森文彦】

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