<アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):川崎F4-0山東(中国)>◇4日◇1次リーグ◇第6戦◇U等々力
川崎フロンターレのU-19(19歳以下)日本代表FW神田奏真(18)が、山東(中国)戦で「等々力デビュー」し、初アシストを記録し、4-0の勝利に貢献した。
今季はここまでなかなか出番に恵まれなかったが、3-0の後半39分にFWエリソン(25)と交代し、初めて本拠地のピッチに立った。緊張はしなかったといい「サポーターの方々の応援は自分自身の力になりました」と大声援を感謝した。
同45分、大きな仕事をやってのける。左のニアゾーンに抜け出すと、左足で鋭いクロスを送り、FW山田新(24)のゴールをお膳立てした。「走っている最中にシンくんが見えていた。横パスで通れば入るかなという風に思ったので、そこでうまく折り返せたので、シンくんが詰めててくれてたのでよかったです」。11月26日に、プロデビュー戦となった前節の敵地ブリラム(タイ)戦で初得点を決めた勢いのまま、2戦連続で結果を残した。
試合終了間際には自ら運んでシュートまで持っていった場面もあった。短い出場時間で期待に応える活躍。初アシストを記録したが「自分はやっぱストライカーなので、点がほしかったというのが正直なところです」と強い向上心を持つ。高卒1年目。分厚い選手層に阻まれてリーグ戦には出場できていないが、確かな成長を遂げている。【佐藤成】