タレント・壇蜜(35)が27日、東京・新宿の紀伊國屋書店本店でエッセイ本『どうしよう』(マガジンハウス)発売記念イベントを開き、ファン300人が限定で集まった。
昨年2月から壇蜜自身が直面した「どうしよう」という部分を切り取り、解釈を加えてつづっており、さまざまなものに折り合いをつけて生きる50の術が書かれている。関係者によると、重版がかかり1万5000部を売り上げる人気ぶりという。
書籍について壇蜜は、「日頃感じているどうしようという不毛な心の流れを書いてます。恐らくなんの身になることもないと思いました」と、感想を。
書き下ろしで苦労した点については、「時間に余裕を持って書くというのが難しくて、至らないところがあったと思います」と、普段のペースとは違う仕事で戸惑いがあったよう。
50の物語を入れているという本作だかそのなかの1つを紹介してもらうと、第一章の「恋人の名前を間違える」ときにどうするかという話を挙げ実際にその体験をしたことへ、「大学出たてのころですけど、完全な(破局の)原因でもないけど、それが原因でけんかになったんです。あと、お父さんの名前で呼んでしまった」と、苦笑い。
さらに、結婚についての話題になると、「もちろんご縁がというのもありますけど、書いてて思ったのは、これまで私の勝手な理由で理不尽なけんかをしたり、別れた人もいるんです。だから、35歳になったとはいえ『前に付き合っていた人たちより先に幸せになれると思うなよ』って思うんです」と、後悔からか自分の中で折り合いがついていない様子を見せていた。
また、タイトルにちなんで、ここ最近で自身に「どうしよう」というエピソードはないかと尋ねると、「熱帯魚の水槽に藻がいっぱい生えて、青汁のような中にいる感じで、お店に相談して(水槽の水を変えるのに)高くつきました」とのこと。さらに、壇蜜は左ひざを報道陣に見せだし、「自宅のエントランスに大きな穴があいていたんです。駐車場のポールが抜かれたままになっていたようで、そこに落ちて左ひざのあたりにケロイドができてしまいました」と、2ヶ月前に負ったというけがの話をし、「本厄真っただ中です」と、苦笑いを浮かべた。
「お財布に定価の1200円と消費税が入っている人なら誰でも」と、壇蜜らしい言い回しでPRしていたエッセイ本『どうしよう』は好評発売中!