俳優・桐山漣(30)が12日、東京・福家書店新宿サブナード店でPHOTO BOOK『キリヤマ レン』(ワニブックス)発売記念イベントを開き1000人のファンが集結した。
30代に突入した桐山の素の表情から、アメリカンコテージや夜の街中でタバコをふかす大人の男、和洋折衷のファッショナブルな衣裳をまとった姿などが楽しめる。フォトのみでなく、幼少期から現在までの日々、仕事に対する思い、恋愛観、今感じることなどを赤裸々に語ったロングインタビューでさらに深く桐山を知ることができる1冊に仕上がっている。
本作へ、「30歳という年になりまして、人生30年間の1年という節目の年に、爪痕を残すようなそんな写真集ができました」と、自信を見せる桐山。
タイトルがカタカナになっていることへは「たまにファンの方に『キリシマくん、応援してます』とか『キリタニくんの大好きです』とか言われることがあるんです。“本当に僕のファンなんですか?”と思うのですが、きちんとカタカナで書けば分かるだろうと。『キリヤマ レン』と間にスペースを入れておかないと『キマグレン』に見えそうなので」と、結構切実な理由が隠されていることが明かされた。
本の中身には、肉体美のセクシーカットもあるそうで、「プロテイン飲んでトレーニングしました」と、作りこんでいるようだが、見どころは、「多くの青春時代を過ごした町田市がすごく大好きで、そこでも撮らせていただきたいと思って。自然体なものから作りこみもしています」と、真面目なコメント。
さらに、「セクシーなもの。セクシーを超えたものでいうと“攻めの裸”という僕の発案の衝撃の1枚もあります。表面はスーツなのですが、背中の面は裸になっているんです」と、力説する桐山。そこに、報道陣から「貧ぼっちゃまスタイル…」という声が漏れると、「僕がイメージしていたのは貧ぼっちゃまではなく、『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』という映画が大好きで、あのラストシーンの主人公をイメージしたんです。でも、みなさんに分かりやすいたとえとなると、貧ぼっちゃまで。そこは残念な部分です」と、苦笑いを浮かべながら話し、報道陣を爆笑させる。
その“攻めの裸”カットでは、お尻もよく見えるそうだが、「“安心してください”とは言えないです。“安心してください、はいてないです”としか言えないです(笑)」と、お笑いタレント・とにかく明るい安村(33)のフレーズで楽しませていた。
20代から30代になって、変わったことへは、靴が好きと前提を話した桐山は、「撮影現場ではブーツとかではなくスニーカーをはくようになりました。疲れないために」と、体調に一層気をつけているようで、「遊び心とかは変わってないかな」と、残している部分もあるそうだ。
今年を振り返って漢字1字で現してもらうと、しばし考えこんだ末、「『発』ですね。発信とか発展とか」と、いい年になったよう。来年へは、「2015年はずっとやりたかった時代劇とかをやらせて頂いて、ドラマの主演も2作やらせてもらって、コツコツ積み上げてきたものが発揮できた気がしています。芸能活動9年目で一番芝居が楽しくて、2016年はまだ見たことのない桐山漣をカメラの前で表現していきたい」と、抱負を語っていた。
「21歳からこの仕事をさせて頂いて、いままで、オブラートに包んできたことだったりをインタビューなどで話していますし、たぶん昔ファンだったんだよねと思う人が読んでも、あのときこう思ってたんだと思ってもらえるものができました。ハプニング的な写真もありますし、小技の利いた写真集です。読んで頂き、桐山漣は実はこういう人なんだというのをファンの方にさらに知ってもらえれば」とアピールしていたPHOTO BOOK『キリヤマ レン』はA4変型ソフトカバー112ページで2500円(税抜)で好評発売中!