[https://youtu.be/XWmVJhVxXTU]
17日、静岡県磐田市にあるヤマハ発動機本社にて、「YAMAHA WORLD TECHNICIAN GRAND PRIX 2018 」が開催された。
この大会はヤマハ独自の世界統一基準による整備士教育プログラム YTA (ヤマハ・テクニカル・アカデミー)に合格した認定整備士による、世界一のヤマハ二輪整備士を決める大会 。
8回目となる今年は、19 の国・地域からなる 21 名の優秀な整備士たちが集結!熱い戦いが繰り広げられた。
競技は「スポーツモデルクラス」と「コミューターモデルクラス 」の2クラスがあり、それぞれ故障診断競技」と「お客様対応競技 」で整備士の技を競い合う。
故障診断競技は、実際に不具合想定車両の不具合を特定し、修理、点検までを制限時間内で行い、修理技術を競う競技だ。
一方、「お客様対応競技」は、納車時における点検、修理結果の説明と純正部品、安全運転等のアドバイスを行い お客様対応力を競う競技となっており、修理の技術だけでなくお客様とのコミュニケーション力も必要となってくる。
まさに整備士に必要なスキルが全て試される大会だ!
前回大火で優勝した日本からは、井口友臣選手も参戦!
大会には息子も備士のつなぎを着て応援に駆けつけた。整備士としての父親の姿に思わず見とれる井口選手の息子。
競技が始まると選手たちは真剣な表情でバイクをチェックし、修理を始めた。制限時間内で作業を行うため、選手たちの緊張感もMAX!
家族も真剣な眼差しで選手を応援する。
なかなか、不具合の特定ができず、焦り始める選手も。
苦戦する選手が多い中、いち早くエンジンの始動に成功した選手も!
そんな熱い戦いを制し、頂点に立ったのは?
一流の二輪整備士 21 名による整備士バトル を制し、優勝に輝いたのは、「スポーツモデルクラス」カナダ 代表のバレット・ハート選手と「コミューターモデルクラス 」台湾代表のウー・チャンウェイ選手!
ウー・チャン・ウェイ選手、実は父親もWTGPに挑戦し、2位の成績を収めている。今大会は父親の残した2位という高い壁に挑戦し、見事に優勝に輝いた。
最年少の21歳での優勝に思わず涙を浮かべたウー選手。父から譲り受けた整備士の技術は一級品だ!
整備士No.1の大会。緊張感、ガソリンの匂い、エンジン音はバイク好きのみならず、男性なら誰しもが熱くなる。この白熱した様子は動画をチェックしてみては?
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Fujisan.co.jpより