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テック×アートイベント「DIG SHIBUYA 2025」が2025年2月8日(土)から11日(火・祝)まで開催され、初日の8日(土)夜にはオフィシャルパートナープログラム「DIG SHIBUYA DG DRONE SHOW」が実施。2,200機のドローンを活用した国内最大規模のドローンショーで、渋谷エリアの夜空をさまざまなアートで彩り、ドローンとライブを融合した夜空のエンターテイメントを展開。
代々木公園にて、ドローンショーとともに行われたメディア説明会では、長谷部健渋谷区長などによるスピーチのほか、ミュージシャン 小室哲哉、音楽プロデューサー 日向大介などによるライブも行われた。
ドローンショーを目前にして長谷部区長は「『DIG SHIBUYA 2025』という、昨年から渋谷で始まったアートとテクノロジーを掛け合わせたイベントの一環という形になっています。渋谷に集う仲間と交じり合い、語り合い、調和し合って新しい価値、文化を発信していく。そんな流れの中で『DIG SHIBUYA 2025』が誕生しました。今年、いよいよ代々木公園の上でドローンが飛びます。都会でドローンを飛ばすというのはいろんなハードルがあったんですけど、多くの方々のご協力がありここまでこぎつけることができました」とスピーチ。
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ドローンショーとともにライブを行った小室は「約1年前から構想をうかがって、どうなるんだろうなと思っていて、昨年9月くらいに参加の要請をいただきまして今回やらせていただくことになりました。渋谷の空にドローンが飛ぶというのは、間違いなく記念すべき日になると思いますので、ここからまた素晴らしい渋谷が始まるんだと思います」とコメントした。
ドローンショー企画・運営している株式会社レッドクリフの代表取締役 佐々木孔明氏は「弊社は日本最大規模のドローンショーを行っています。今回は2,200機のドローンを使うドローンショーですが、これは日本史上最大の機体数となっていて、そのショーが渋谷という大都市で行えることを光栄に思っています」と、挨拶した。
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ドローンショーは天候に影響されるため、フライトが延期される可能性もあったが、この日は無事に定刻の18時35分からドローンショーが開始された。日向とキャリー鈴木によるライブパフォーマンスが始まり、しばらくすると、代々木公園から離陸した2,200機のドローンがカラフルに点滅しながら空を移動していった。
ステージ中央の空にドローンが移動し終わると、イベントタイトル「DIG SHIBUYA DG DRONE SHOW」の文字をドローンが空に浮かび上がらせた。「SHIBUYA」の文字だけが残り、横断を模した模様を複数描き、渋谷の象徴であるスクランブル交差点を作り出していく。スクランブル交差点が消えると、立体のビル群が立ち上がり、渋谷の街並みを作り、そしてカラフルに電飾的に発光。
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続いてのライブパフォーマンスは、小室と日向によるTM NETWORK の「Get Wild」。小室のシンセサイザー&キーボードの演奏などとともに、引き続きドローンが空でのショーを行う。
デジタル化したハチ公のキャラクター「デジハチ」が登場したあとは、ペンギンが現れ、「渋谷から未来を切り開け」や「be the first penguin」といった文字が浮かび上がる。その後は、カラフルな5大陸の地球が描かれ、その5大陸がつながり大きな一つの大陸となり、ショーコンセプトでもある「Pangaea」が出来上がった。
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