『まんがタイムきららキャラット』(旺文社)で『みこへんげっ!』が連載中のまえ葉さん(@117maeba)が、Twitterで創作マンガ『恋人が自分にだけ見せてくれる素顔が尊い』を発表。内緒で職場恋愛をしている紅野椛と藤宮すみれの物語で、「うらやましい」「眩しすぎる」といった反応が多数寄せられていました。
【創作漫画】恋人が自分にだけ見せてくれる素顔が尊い pic.twitter.com/fiB0O1xThy—まえ葉 (@117maeba) March 9, 2021
【創作漫画】恋人が自分にだけ見せてくれる素顔が尊い② pic.twitter.com/ixlAGBERS9—まえ葉 (@117maeba) March 16, 2021
荷物を運んでいる途中に「紅野~、週末合コンな」と同僚から声をかけられて「は~? なに勝手に頭数入れんの。行かないよ…」と拒否。同僚は「頼むよぉ。お前の名前出すと女の子集まるんだ」と現金な理由を話し、「…あ、総務のさぁ、可愛い子いんじゃん」と続けて……。
「ほらちょうどいる…。藤宮ちゃーん!」と呼ぶと、相手の女子は無表情で会釈。「同じ総務の子が誘ってくれるって。あ、今ペコって!やば!かわい!」という同僚。「ちょっと人見知りっぽいけど、おとなしくて可愛いよなぁ」「たしかに」と頷いた紅野。「…お前じゃ釣り合わないかもね」と皮肉を言い「うるせぇ~」と返されます。紅野は内心で「おとなしくて可愛いだと? その子はな、その子はな…」と思っていて、家に帰ると……。
「ただいまー」「おかえりなさい、椛くん」とぱぁっした笑顔で迎えてくれる藤宮さん。その姿に「家ではもっとかわいい」と思い、「ただいま、すみれ~っ」とぎゅ~っと抱きしめます。ふたりは会社で内緒の恋人同士でした。
一緒に夕ごはんを食べながら、「喋るのが苦手だけど、寝言は多いこと。辛党なこと。意外と大雑把なこと。…腰に2つホクロがあること」と藤宮さんについて語る紅野。「全部俺だけが知ってる彼女の一面だ」とお風呂上がりに髪を拭いてあげています。「…あ! 合コンちゃんと断れた!? う…うん! すみれが合コンなんて行ったら、俺お店ごと全員燃やしちゃう…」「…!?」と独占欲を見せ、「絶対誰にも教えてやらない」と決意しているのでした。
別の日。お昼休憩で「藤宮さん、向かいの席良いですか?」と声をかけた紅野。食べつつコクっと頷かれて「ありがとうございます」と対面の席に座って、「ラッキー。二人で昼飯」と思います。
「あ…。紅野さんの隣空いてる」と女性同僚が来て、「…どうぞ」と作り笑顔で答えつつ、「そして一瞬で終わった…」と思う紅野。「…藤宮さんってー、好物とかはないんですか?」と聞いた女性同僚。「?」マークとなった藤宮さんに、「だって…、食べてるときも仕事中みたいな顔。たまにはおいしそーに食べて可愛げ見せなきゃ。せっかく可愛い顔してんのにー」という言葉を聞いて、紅野は「…この子は知らない」と思って……。
「彼女が家で食べるとき、可愛さカンストだということを」と頬を手にんーと美味しそうにしているのを見て、きゅーんとした紅野。「すみれ、おいしいね。ちゃんと噛んでね。おかわりたくさんあるよ」と話しかけ、藤宮さんは幸せそうにニコニコとしてコクコク頷いています。紅野は「すみれは人見知りで、俺と二人きりの時以外表情がこわばってしまう」といい……。
「でも、この素顔を知っているのは俺だけで充分」と思っているところ、「---さん、紅野さんってば」と女性同僚から声をかけられて、「紅野さんもそう思いますよね。藤宮さんはもう少し愛嬌を…」というのに、紅野は「別にいいでしょ~。人に見せるために食ってるんじゃないですから」といい、「それもそっかぁ。ごめんね、藤宮さん」となる中、「だから俺は今日も会社で適当に話を合わせる」と思っているのでした。
まえ葉さんが「健気な女の子とやや重い男の子のラブコメが描きたい気分でした」というこのマンガ。藤宮さんに対して「最高にかわいい」「尊死という言葉を理解した」という声が多数上がっており、紅野について「理想的な彼氏さん」という反応もあったほか、「わかりみが深い」「これに近いことできたことがあってめちゃくちゃ楽しかった」という体験談も寄せられており、まえ葉さんは「『あるあるw』みたいな反応を何件か頂いて、打撃を受けました」と話してくれました。
「今後もこのカップルのマンガを描いていくので、気が向いたときにでもツイッターを覗いて頂けると嬉しいです!」というまえ葉さん。尊み成分を欲している人は引き続きチェックをしてみてください。
※画像はTwitterより
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