キリンビールは「キリン一番搾り生ビール」をリニューアルし、2月製造品から順次切り替えていくことを発表。2月4日、メディア向けに開催されたオンライン説明会にて、生まれ変わった味わいの特徴を公開しました。
2017年と2019年のリニューアルでは、“麦本来のうまみが感じられる、調和のとれた飲みやすい味わい”を目指し、おいしさを進化させてきたという「一番搾り」。
キリンビールのマスターブリュワー 田山智広氏によると、2年ぶりとなる今回のリニューアルでは、さらに“一番おいしいビール”を目指し、製造工程を見直し。「麦のうまみ」をより感じやすくするために糖化工程における1℃度単位での温度調整、また、発酵度の微調整により「澄んだ味わい」を引き出すなど、仕込条件と発酵条件を最適化。前回のリニューアルから実に400回以上の試験醸造を経て、「当社が目指す“理想のビールのおいしさ”を実現しました」としています。
説明会にあわせて事前に手配してもらったリニューアル品の「新・一番搾り」を試飲する機会も。
もともと完成度の高い「一番搾り」なので、味わいが大幅に変わったわけではないのですが、口に含んだ瞬間にスッと感じる麦のうまみが中盤でグッと高まり、雑味がないスッキリとした後味でキレがやや増した印象。麦本来のうまみ、香り、コクのバランスが良く、飲みやすく、飲み飽きない1本です。
2020年は、10月の酒税改正により、350ml 缶1本当たり7円減税されたことで、よりビールを買い求めやすくなったことや、10月に発売した日本初の糖質ゼロビールである「キリン一番搾り 糖質ゼロ」の好調を受け、一番搾りブランドの缶製品は、前年比約1割増と大きく伸長。2021年は、一番搾りブランドの缶製品の販売で前年比約113%を目指すとしています。