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2019年に行われた第32回東京国際映画祭にて、『ラ・ヨローナ伝説』のタイトルで上映された『La Llorona』が、邦題を新たに『ラ・ヨローナ~彷徨う女~』として日本公開決定。7月10日より全国順次公開となる。
本作は、25万人もの死者を出したとされる、1960年から36年もの長きに渡ったグアテマラの内戦の歴史をベースに、中南米に伝わる怪奇伝説“ラ・ヨローナ”を取り入れ、現代の恐怖の物語として描く。監督は、『火の山のマリア』で第65回ベルリン国際映画祭 銀熊賞を受賞したハイロ・ブスタマンテ。
夫への復讐のために愛する我が子を自らの手で殺め、すすり泣く怨霊となった“ラ・ヨローナ”の伝説は、近年では2019年公開のジェームズ・ワン製作『ラ・ヨローナ~泣く女~』でも題材となった。
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「泣いたら、殺す」という言葉と共に、母親と子どもたちは兵士に殺害された。大勢の犠牲者を出したグアテマラの軍事政権による大虐殺から30年が経ち、当時将軍だったエンリケは虐殺を指揮した容疑で裁判にかけられるが、証拠不十分として無罪となる。国民が糾弾する中、家族と共に屋敷に戻ったエンリケの耳に、その夜から不思議な泣き声が聞こえるようになる。ある日、新しいメイドのアルマがやってくる。若く美しいアルマは家族に受け入れられ屋敷で働き始めるが、やがて彼女の周囲で奇妙なことが起き始める――。
「暴力は突然始まった」「女たちは犯され、そのあと殺戮が始まった」――予告編では、虐殺をめぐる裁判の様子が切り取られている。虐殺を指揮したことを認めない元将軍。国民の冷めやらない怒りと混乱の中、将軍の家へ雇われることになったメイドのアルマ。子供を亡くしているという彼女は、一体何者なのか……?
『ラ・ヨローナ~彷徨う女~』
7月10日(金)より、シネマカリテ、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺 ほか全国順次公開
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