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2月の半ばに未来検索ブラジルに入社した筆者。「入社おめでとう」との祝福の声も頂き、新たな環境で過ごしていくことに胸を高鳴らせていました。そんな中、筆者に降りかかった――いや下されたのは“激辛ラーメンの実食”という初仕事でした。
辛い物は好きだけど、強くない僕が与えられた初仕事
入社直後に上司であるひろゆき氏から聞かれたのは「すがふじさんって、辛いもの得意ですか?」という問いかけ。うっすら嫌な予感はしたものの、二つ返事で「得意っす! 大好きです!」と答えていました。
もともと辛さの中に感じる旨みは大好きな筆者なのですが、辛みには本当に弱いのです。食べている時も辛さのあまり味が分からなくなってしまったり、凄まじい量の発汗だったり、翌日はトイレにこもったり、いつも辛いものを食べる意味を考えさせられます。
そんな筆者ですが、気が付けばひろゆき氏から“激辛ラーメン”を進呈されておりました。
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『辛辛魚らーめん』とは?
今回いただいたのは『辛辛魚らーめん』(寿がきや)というカップ麺です。「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉を信じ、まずは『辛辛魚らーめん』の公式ホームページを見てみます。
東京石神井の人気店『麺処井の庄』監修の「辛辛魚らーめん」。毎年大変ご好評をいただいている、発売11年目の激辛ラーメンです。
今年は、より辛味のある唐辛子粉末を採用して、奥行きのある辛味を表現いたしました。また、魚粉と豚骨の配合を見直し、一層風味良くどっしりとした旨味のスープに仕上げました。https://www.sugakiya.co.jp/products/sokuseki/soku_n_8245.html
「魚粉と豚骨の配合が一新されたスープ」ということで、旨味に期待できそうです。ちょっと楽しみになってきました! ここで改めてパッケージを見てみましょう。
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※大変辛いラーメンです。辛い物が苦手な方はご注意ください。
やばい……注意書きが怖すぎる……。でもせっかくの贈呈の品なので、ひとまず喜んでみます。うまく笑えていますか?
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『辛辛魚らーめん』実食レビュー
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新入社員に激辛ラーメンをいきなりプレゼントするという職場に一抹の不安を感じましたが、これも栄えある新入社員に課せられた最初の仕事。この先の華々しい社会人生活のためにも、覚悟を決めて食べてみたいと思います。
中には、ノンフライめんとかやく入りスープの素、さらに後入れ粉末スープと液体スープが見てとれます。
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オーソドックスなカップ麺では先入れの粉末スープと後入れの液体スープというスタイルが多いですが、この『辛辛魚らーめん』では粉末スープが先入れと後入れの2種類、加えて後入れの液体スープも用意されているという念の入れよう。スープにかなりのこだわりがある事が感じられました。
まずはかやく入りスープの素を入れます。粉末が既に赤いですが、気にせずお湯を注ぎます。
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そして待つこと4分、ふたを開くと美味しそうな魚粉の香りがあたりに漂います。既に美味しそう。このまま食べたい衝動を抑えつつ、液体スープを投入します。
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……これ、あまりにも赤すぎるんじゃないか。いや待て、でも、いちごだって赤いけど甘い! 赤いから辛い、という常識を疑おう。
続いて、後入れ粉末スープを入れてみます。
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赤いって。もうそんなに赤くする必要ないと思います。いや待て、でも、いちごだってリンゴだってトマトだって……。
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結果、真っ赤に染まっためちゃくちゃ辛そうなスープと、そのスープがたくさん絡みそうな少し太めのもっちりとした麺が見えてきます。でも香りは依然としてとても良い魚粉メインの香りです。思ったほど刺激臭はありません。とても美味しそう!! 美味しそう!!
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良い香りを頼りに、さっそく食べていきます。今日は朝ごはんを抜いてきたので、より美味しくいただけるはず。
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おおっ!美味し…辛っ!!!!!!!!!!!!!!! 辛い辛い辛い辛い辛い。
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一口目からとても鋭い辛さが直撃してきました。でも確かに魚粉と豚骨の絡み合った旨味も鼻を抜けて満たされます。これは美味しい! 辛い。辛い。美味しい。全粒粉入りというもっちりとしたなめらかな麺も素晴らしい。
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続いてスープを飲んでみます。
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い……痛い……。
麺をすすった時よりもダイレクトに旨味と辛味が飛び込んできました。痛みと美味しさの激しいバトルが口の中で行われ、もはや言葉を発せなくなってしまいました。どうしようもなくなったとき、人間って意味の分からない動きをするんだな、ということも知ることができました。
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その後も辛さに苦戦し、言葉や一部の記憶を失いつつもなんとか食べ終えていました。
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いや~辛い!
今回実食した『辛辛魚らーめん』はとてもとても辛く、でも香りや旨味が良い具合に辛さと共存する、そんなカップ麺でした。辛いけど食べたことを後悔する辛さではないんですよね。ベースとなる魚介×豚骨スープの美味しさがあるからこそなのだと思います。
こんなに辛かったのに「また食べたい」と思ってしまうほど癖になる味でした。辛い物に耐性のある人であればより楽しめるのではないでしょうか。
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というわけで、激辛カップ麺『辛辛魚らーめん』の実食レビュー、いかがでしたでしょうか。筆者は刺激的ながら味わいのある社会人生活に胸をときめかせています。この辛さと美味しさが読者のみなさんに伝われば光栄です。
「激辛ラーメンが好き!」という方や、「最近、辛い物好きの新入社員が入ってきた!」という管理職の方にはぜひオススメしたい一品です!
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