ロサンゼルスのピックフォード・センターで2日間にわたって開催された全米脚本家組合賞の授賞式で、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の脚本家兼監督を務めたジェームズ・ガン監督は、自身がなぜ脚本を書くことに夢中になったのかを論じ、脚本家や監督を志す人たちにアドバイスを送り、さらには続編となる映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』についての情報をファンに向けて披露してくれた。
ガン監督は「ロケットのキャラクターには、他の誰よりも共感しています。ロケットは私自身なのです」と語り、「私も彼と同様な怒りの問題を抱えており、同じように愛を受け入れることができません」と続けた。
3月25日(現地時間)、全米脚本家組合賞の授賞式で行われたKCRWのエルヴィス・ミッチェルがホストを務める討論会で、ガン監督は続編を製作することは本当に楽しかったと述べた。
「2作目では、私にはより多くの自由がありました」と言うと、さらに「1作目が成功したので、最初の30分間で5人の主要キャラクターを説明する必要がなくなり、すぐにストーリーに入ることができました」と続けた。
またガン監督は、何か新しいことを始めるときのプロセスについて、いくつかの見識を披露した。それを確実にするのは簡単ではなかったという。まず、70ページにわたるトリートメントを書いた後、6ヶ月かけて脚本を書き終えるまでの期間は、作品が前作の陰に隠れてしまわないようにするために必要であり、また、その方法によって自分の考えを残らず確実にカバーすることが好きだという。
「作品は自分らしいものにしなければなりません。1作目のつまらないコピーになってはいけないのです」と、監督は考えながら語った。
討論会では、特定のファンに向けて2017年春に公開される新作映画のネタ明かしをする場面もあった。その情報は、スターロード(クリス・プラット)が父親(カート・ラッセル)と出会うのは映画開始から20分以内になるというもので、一部のファンを大いに夢中にさせた。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は5月5日に米劇場公開される。