4月29日放送の『チコちゃんに叱られる!』(NHK総合)で、七福神について取り上げられたものの、その解説に視聴者が騒然としている。
この日の疑問のひとつは「七福神ってなに?」という問題。これに対しチコちゃんは「室町時代の二次元アイドルユニット」と紹介した。解説の民俗学者・橋本裕之氏によると、もともと七福神は絵に描かれることで人気を博したため、「二次元」といえるとのこと。また、応仁の乱で荒れ果ててしまった京都の人々の心のよりどころともなっていたという。
この解説を受け、番組ではそれぞれの神様を現代の二次元アイドル風の絵に描き変え、それを声優の下野紘(42)がアフレコ。結果、恵比寿は「商売繫盛を願ってこのタイを釣ったんだ。でも僕が本当に釣りあげたいのは君のココロなのさ」という乙女ゲーム風イケメンに。
さらに大黒天は「この打ち出の小づち、振るとなんでも願いが叶うんだ。ずっと君といられますように。好きだ」と口説くイケメン。紅一点の弁財天は「この琵琶の音色でみんなをメロメロにしてあげる。頑張って弾くから聴いてほしいな」とキュートになっていた。
また、橋本氏は恵比寿、大黒天が2トップで絶対的なエースとして、なぜかアイドルグループ・AKB48に例え、前田敦子(30)と大島優子(33)のような存在だったと解説。さらに毘沙門天は多聞天という名前で別の神様ユニット四天王のメンバーだったといい、指原莉乃(29)がAKB48でありながらHKT48でも活動しているようなものだと話していた。
この日の放送に視聴者から「我々はなにを見せられてんだ」「600年前から日本人はなにも変わってない!!」「七福神のアイドル化という斬新な解釈が噴き出すほど笑える」という反響が集まっていた。
「七福神を現代の乙女ゲーム風二次元にし、人気声優の下野が声を当てるという斬新な解説でしたが、分かりやすく、頭にすっと入ってきた視聴者も多かったようで、好評でした。また、何百年も前から日本人がアイドルという存在を求め、“推してきた”ことを知り、面白がる声も上がっています」(芸能ライター)
やりすぎなほど美化されていた乙女ゲーム風七福神解説。ネット上からは、「七福神乙女ゲーム」を求める声が出るほど好評だった。