1月7日に放送された『プレバト!!』(MBS・TBS系)で、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣(30)の俳句に対する修正が視聴者の間で驚きの声を集めた。
この日は「絵手紙」と「俳句」の才能査定ランキングが行われ、二階堂は両方に挑戦。「絵手紙」では、東日本大震災のチャリティーイベントで知り合った福島県の方にふくろうの絵に「明るい未来」と記した絵手紙を完成させたが、判定は最下位「凡人」となってしまった。
その後の「俳句」では、永世名人である梅沢富美男(70)に「今日はやるんじゃないかな」と期待をかけられていたものの、結果はまた最下位。食券機をテーマに詠んだ句は「青春 酸いも甘いも 鬼柱」とまったく情景も浮かばないものになっており、カメラマンからも失笑されてしまい、期待をかけていた梅沢も「『酸いも甘いも 鬼柱』って……なにそれ?」と困惑していた。
また、夏井いつき先生(63)は「鬼柱」というマニアックな季語について「よく見つけたね!」と感心。二階堂は「季語、見つけるの楽しいですよね」と俳句の新たな楽しみを見つけたようでスタジオは爆笑。また、俳句の内容については「これ実体験で、Jr.時代に土日はNHKでレッスンしてたんですよ。そこでジャニーさんにお昼ご飯代としていつも500円(もらって)、そこで食べてたラーメンを思い出して、みんなでデビューの夢も語った」と明かしていた。
これを聞いた夏井先生は、「ラーメンのエピソードがいいじゃないですか。書けよ!」と叱責し、“青春”を“一杯のラーメン”に。また、“酸いも甘いも”は「書ける年齢か?」とツッコみつつ、“デビュー”にし、“鬼柱”も消し、“夢見し冬”に。二階堂のオリジナル要素は一切残らず、添削後は「一杯の ラーメン デビュー夢見し冬」になった。
この異例の全添削に視聴者からは「全部直されるの初めて見た!」「全添削は笑う」「褒めたところも消すって斬新」といった声が集まっていた。
「スタジオからも『まったく違う俳句になった』『なにも残ってない』という声が上がっており、夏井先生自身、『添削はしてきたけど、全部変えるのは改作』とタブーであることを告白。しかし、その禁じ手を使ってでも全添削したことについて、『改作してでもあんたの気持ちを形にしてあげたい』と二階堂に声を掛けていました。この夏井先生の想いに視聴者からも『改作は優しさだったんだな』『夏井先生が改作してでもって思うほど二階堂くんの気持ちが伝わったの嬉しかった』という声が。非難されても仕方のない“改作”ですが、逆に夏井先生に称賛が集まったようです」(芸能ライター)
果たしてこの改作ショックで二階堂は今後成長するだろうか。