元SMAPの木村拓哉(45)と歌手の工藤静香(48)の次女で、今年5月にモデルデビューしたKoki,(15)が10月2日、大塚製薬の「ボディメンテ ドリンク」の新CM発表会に出席した。会見には異例の報道陣100社140人が殺到した。
トップスとロングパンツを黒一色でコーデした、スリムな肢体と頭身に報道陣もうっとり、15歳の超・新星に無数のフラッシュを浴びせた。翌日のメディアにも「手足の長さが逆に際立つ全身黒のパンツスタイル」(『中日スポーツ』10月3日)「とても15歳とは思えないスタイルの良さ」(『ザ・テレビジョン』10月2日)「8頭身美ボディーにうっとり」(『女性セブン』小学館10月4日)と、スタイルの良さを絶賛する言葉が踊っていた。
ところが、賛辞を送る100社140名のメディア関係者とは逆に、一部視聴者からは彼女の「プロポーション」に疑問を呈する声も上がっている。
「ネットの女性たちの間では、Koki,さんの履いていた”竹馬ヒール”に注目が集まっています。黒のゆったりしたワイドパンツの長い裾で隠れていたんですが、足元には13センチと思われる厚底ヒールが履かれいていたんです」(女性誌編集者)
たしかに署名SNSメディアでは「スリム」「きれい」という褒め言葉も見られたが、匿名の女性掲示板などでは「下駄というより、もはや竹馬。ニセ八頭身」「高下駄を長い裾で隠すピエロ状態だな」「これ、170センチはないだろ。身長のサバ読みは親譲り」と女性のホンネとも思える、身長や頭身についての疑念が続出していた。
Koki,のオフィシャル身長は170センチ。だが、7月4日に更新したインスタグラムで、163センチの母と並んだツーショットではほとんど差が見られず、それゆえ身長詐称疑惑も絶えなかった。今回の”竹馬”でさらに疑惑も深まる事態になったというわけである。
「現場で見ると、もちろん細くて美しいんですが、あくまで”15歳の少女として”の範疇であって、正直プロモデルとしては並かそれ以下のレベルでしょう。前評判で”8頭身”とか”世界レベル”とハードルを上げすぎたため、事務所サイドとしても高い期待に応えられるよう”竹馬”を用意せざるをえなかったのではないか」(同編集者)
ちなみにネット上の検証サイトによれば「8頭身」と評されるKoki,の頭身は6.8頭身だという。それでも日本人の標準以上に違いないが、ネガティブなイメージにつながってしまうのは期待値が高すぎるからだろう。
明言しておきたいのは、Koki,のスタイルやオーラは間違いなくスターの可能性を秘めたものであるということだ。ただ、デビューからいきなり「ブルガリ」や「シャネル」といった高級ブランド路線で”世界基準”などといったプロモートすれば、ハードルもあがり、「身の丈にあってない」という批判が上がるのも当たり前である。もしも15歳らしい素顔や笑顔にフィーチャし、スナック菓子やコンビニのCMを担当していれば、世の女性の反応も違ったものになっていたのかもしれない。15歳の少女の可能性が周辺のオトナの思惑で潰されないことを祈りたい。