20代の間は全身から溢れるような若々しさがあり、30代、40代になるにつれて大人の落ち着きや余裕感が醸し出される一方で、「生活感が目立ってしまう」、「女性らしさを忘れて一気に老けたように見えやすい」のもこの頃ではないでしょうか。
大人の女性らしさをキープしつつ、若い!キレイ!と見える人の共通点は、ファッションやアクセサリー、メイクだけでなく、肌から溢れる「ツヤ」、ぷりっと弾力のある「ハリ」、骨格に沿って「たるみがない」ということが注目ポイント。
今回は、エステティシャンである筆者が、肌の3原則の作り方についてご紹介します。
溢れる「ツヤ」、ぷりっと弾力のある「ハリ」、骨格に沿って「たるみがない」肌の作り方とは?
STEP1:くすみや色ムラをオフ!「ツヤ」「ハリ」をパワーアップさせる土台ケア
まず、パッと肌を見た時に感じる印象といえば、「くすみがなく明るい」「透明感がある」「毛穴が目立ちにくい」「キメが細かい」「肌トラブルが少ない」といったことですね。
これらに共通することは「角質」の状態です。
古い角質が蓄積してゴワつきやザラつきがある、不規則な生活やお手入れ不足でくすみが目立つ、毛穴のつまりが目立つ、肌のキメが荒く見えるといったことを感じた際には、日々の「クレンジング」や「洗顔」でメイクや余分な皮脂汚れを落とすことも重要ですが、定期的な肌の大掃除や日々のスキンケアの仕方などを見直すことも重要です。
エステティシャンのおすすめは、塗って洗い流すタイプの角質ケアパック「クレージュ ピンククレイパック」。
角質パックのイメージといえば、ピーリング、スクラブ、ゴマージュなどがありますが、肌質が強く、角質のゴワつきが多い人だと良いですが、肌が弱い人には不向きなため、「肌への負担が少ない」「クレイの力で汚れを吸着する」クレイパックがおすすめです。
「クレージュ ピンククレイパック」は、ミネラルが豊富な南米産のピンククレイとモロッコ産のガスールクレイ成分が配合されています。
なめらかなテクスチャーで、リラックスハーブの香りです。
洗顔後の水を拭き取った肌に、目の周りと口元は避けてクレイパックを塗り広げます。肌に塗布し、5~10分ほど置いている間にクレイが毛穴の奥に溜まったメイクや皮脂汚れ、古い角質を吸着します。
5~10分後、優しくマッサージするようにぬるま湯で洗い流すだけなので、とても簡単です。
肌のくすみや毛穴の汚れ、ゴワつきやザラつきが取れて肌触りがつるんとするほか、肌全体が明るくなりすっきりします。
このクレイパックは、肌を乾燥させないようシアバターや保湿成分のヒト型セラミドのほか、毛穴引き締め成分のビタミンC誘導体も配合されています。
使用頻度は週に1回~2回で良いので、肌の見た目を整えたいという人は、土台環境を整えるところから始めましょう。
STEP2:肌の「ツヤ」「ハリ」を強化させて!エラスチンオイルで育むケア
次に、肌から溢れるような「ツヤ」「うるおい」、パンッと張ったような「ハリ」は「角質層」と「真皮層」の状態が大切です。
ライトアップしたような輝き、頬が丸くプリっとしている質感を出すには、「化粧水」や「美容液」を与えて肌のうるおいを満たすことも大切ですが、肌の内側の環境を整えましょう。
エステティシャンおすすめは、エラスチンを育てる「オーガストオーガニック フェイスケアオイル」。
オイルといえば、保湿をしてうるおいを高める、肌ツヤを出すイメージがあると思いますが、このオイルは100%植物性オーガニックオイルで作られた「ソイ・オイル(大豆油)」が肌のハリの要となる「エラスチン」を育み、強化します。
肌のハリ=コラーゲンという印象があると思いますが、建物として例えるとコラーゲンは柱の部分になります。年々コラーゲン繊維が破壊され、作られる量が減ると、建物の中が崩れる現象がおきることで、ハリや弾力のなさとなります。
これらのコラーゲンの柱をしっかりネジで固定しているものが「エラスチン」で、いかにエラスチンを強くして、コラーゲンを逃さないようにするかが大切です。
「オーガストオーガニック フェイスケアオイル」は「ソイオイル」以外に、「ラベンダーエッセンシャルオイル」「アプリコットカーネルオイル」「ホホバオイル」「アルガンオイル」が配合されています。厳しい審査をクリアしたオーストラリアのオーガニック認証のもので、オイルが酸化しないようエアレス容器を採用しています。
とろんとしたやわらかなオイルテクスチャーで、ラベンダーの香りがふわっと広がります。
化粧水をなじませたあと適量を顔や首に優しくなじませる、もしくは、洗顔後にオイルで軽くマッサージをおこなったあといつものスキンケアでも大丈夫です。
スキンケアの最後のクリームに2~3プッシュ混ぜてから仕上げに使用しても良いです。
なじませた直後はしっとり保湿力が感じられ、使い続けていくうちに、なんとなく肌が元気になったような、プリッとしたハリ感が出てくる感じがあります。
STEP3:表情筋を整えて!「たるみのない」メリハリフェイスに
パッと顔を見た時に「若々しい」「ムダがなく引き締まっている」と感じるのは、顔の骨に沿って筋肉があるかどうかで、ここに「たるみの目立ち」が現れます。
顔の構造は、骨の上に表情を作る筋肉が縦横にあり、周りに脂肪、さらにその周りを血液やリンパが流れていて、上に皮膚があります。
「二重アゴやフェイスラインのたるみが目立つ」「顔が丸くなった」「法令線が目立ってきた」「頬の毛穴が目立つ」と感じる原因は、筋力が低下し、骨に沿っていないことで上の皮膚も下がっているためです。
エステティシャンおすすめは、筋肉強化する美顔器「ヤーマン キャビスパ RFコア」。
さまざまな機能が搭載された美顔器がありますが、筋肉を鍛えリフトアップ効果の高い機能は「EMS」です。
さらに、同時に脂肪量を減らしたい、キュッと引き締めたい場合は「RF」機能が搭載されているものがおすすめです。
「ヤーマン キャビスパ RFコア」は、フェイスモードとボディモードがあり、「RF」「EMS」「キャビテーション」が搭載されています。
手のひらにおさまるサイズ感なので操作しやすく、顔や体にも当てやすいです。
美顔器でたるみケアをしたい時は、顔の造形を意識することがポイント。
洗顔後、肌にジェルなどを塗って使用します。
- あご裏から耳下腺
- あご先から噛み合わせ
- 口角から耳の付け根
- 小鼻からこめかみ
- フェイスラインから目の下
- 耳下腺からこめかみ
- 目尻からこめかみ
- おでこ
顔の下から上に向かって顔の輪郭を整え、頬の丸みを出し、顔の縦ライン、目元をシャープにさせていくと引き締まり感が出やすいです。
美顔器は週に1回~10日に1回、半顔約5~10分、顔全体で15~20分で十分です。
美顔器そのもののが持つ筋肉強化と当て方で顔の立体をデザイニングすることで、フェイスラインのシャープさ、顔の横幅の引き締まり、頬の丸みなどが出ます。
いかがだったでしょうか。
キレイに、若々しく見えるのはメイクのテクニックやファッションなどだけではなく、土台となる肌の質感や造形を整えると変わることも。
何から始めれば良いのかわからない、「ツヤ」「ハリ」がなくなってきた、「たるみ」が気になるという人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。