随分慣れてきたマスク生活。外に出るときは滅多に取らないけれど、メイク直しのときや家に帰ってきたときなどにふと鏡を見て、「鼻の毛穴が気になる!」と思った経験がある方は少なくないと思います。
それまで気にならなかった「イチゴ鼻」が気になる!と思ったら、ケアの始めどき。イチゴ鼻の原因をおさらいして、洗顔やスキンケアなどのデイリーケアを見直しましょう。
マスクも影響?イチゴ鼻の原因をおさらい
鼻の頭の毛穴がブツブツと黒くなって、ちょっぴり気になるイチゴ鼻。イチゴの種のように見えることから、こんな可愛い名前で呼ばれていますが、あまり嬉しいものではありませんよね。
最近はマスクをして外出することが当たり前になっているので、あまり気にならないかもしれませんが、ふとした瞬間に「こんなにイチゴ鼻だったっけ!?」と気になってしまうことがあります。
イチゴ鼻の原因は、毛穴に皮脂や古い角質が詰まって固まってしまうこと。毛穴の中に皮脂や角質が長期間とどまり、紫外線などの影響を受けることで、酸化して黒く変色してしまうのです。
鼻からおでこにかけてのTゾーンは皮脂腺が多くあるため、皮脂が多く分泌されてしまうのは仕方ないこと。ただ、メイクの落とし忘れや洗顔料が落とし切れていないなどもイチゴ鼻の原因となってしまうので、気をつけましょうね。
また、今や毎日の相棒となりつつあるマスクも、イチゴ鼻の原因となってしまうことがあります。
マスクをしていると、肌と摩擦が起こりますよね。特に鼻は顔から一番飛び出しているパーツなので、マスクによる摩擦を受けやすい状態です。摩擦を受けると肌は乾燥しやすくなり、身を守ろうとして皮脂を過剰に分泌させてしまうのです。
マスクをしているとこれまで以上に皮脂の分泌が多くなってしまうので、イチゴ鼻になりやすくなるのです。
イチゴ鼻を改善!デイリーケアと正しいマスクの付け方
イチゴ鼻の改善には、洗顔と十分な保湿が重要になります。
マスクをつけるときも、少し気をつけるだけで摩擦を減らしてあげることができるので、できる範囲で試してみましょう。
イチゴ鼻の改善には洗顔が基本
イチゴ鼻を防ぐためには、肌を常に清潔に保ってあげることが重要。メイクや汚れた皮脂は、なるべく早く落としてあげましょう。家に帰ったら手洗いうがいに加え、洗顔もしてしまうことをおすすめします。
また、忙しいときに役立ってくれる「メイク落としシート」や「拭き取り化粧水」などの使用は、イチゴ鼻にはあまりおすすめできません。肌に摩擦を与えてしまいやすいため、乾燥を助長してしまいます。
イチゴ鼻を改善するためには、肌を摩擦しないように、洗顔料をしっかり泡立てて洗うのが基本です。指が肌に直接触れないぐらいに洗顔料を泡立て、ゴシゴシせずに洗います。肌を撫でるように優しく洗ったら、手早く洗い流すようにしましょう。
タンパク質や脂質を分解する働きがある酵素洗顔料や、細かい粒子で皮脂を取り除いてくれるクレイ入りの洗顔料を使うのもおすすめです。
イチゴ鼻のスキンケアは保湿が重要
イチゴ鼻のケアと言えば、「毛穴パックシート」が有名ですが、あまり使いすぎないことをおすすめします。肌を傷つけてしまい、毛穴の開きを悪化させる原因になってしまうためです。
イチゴ鼻のスキンケアにおいて、もっとも大切なのは保湿です。皮脂を抑えたいがために化粧水しか使わないなど、軽めのスキンケアしか行っていないという方は少なくないようですが、それではすぐに乾燥してしまい、かえって皮脂が余計に分泌されてしまいます。
いちご鼻を悪化させないためには、肌を摩擦しないように手のひらを使ってたっぷりの化粧水で保湿しましょう。肌に化粧水が浸透したら、セラミドなどの保湿力の高い成分が配合されたクリームをその上から塗って、しっかりと蓋をしましょう。
イチゴ鼻を悪化させないマスクの付け方とは?
マスクはイチゴ鼻の原因になりやすいとお話しましたが、たとえマスクをしていてもイチゴ鼻を防ぐことはできます。
まず重要なのは、肌に優しい素材のマスクを選ぶこと。最近では不織布マスクでもガーゼを使用したものや、柔らかい素材のマスクも増えてきています。さらに、常に清潔なマスクを使うことも重要です。同じマスクを何日も使うようなことは絶対にしないこと!
また、マスクと摩擦が生じやすい部分には、多めに保湿クリームを塗っておくことも重要です。ワセリンなどの刺激の少ない保湿剤を使用することで、毛穴へのダメージを抑えることができます。
マスクしてても見えないところまで綺麗に!
マスクをしていると隠れてしまう部分は、スキンケアが少し手抜きになってしまうこともありますよね。しかし、マスクをしていて隠れる部分ほど、入念なケアが重要になることもあるのです。
たとえ見えない部分であったとしても、丁寧なケアで綺麗な肌を保っておくことで、毎日のモチベーションも上がりますよね。自分の好きな自分でいるためにも、いつものデイリーケアに少しだけ手をかけてあげてみてはいかがでしょうか。