今季限りで現役引退した元DeNAの大田泰示氏(34)が、巨人のアカデミーコーチに就任することが24日、決まった。巨人、日本ハム、DeNAと3球団でプレーした経験を生かし、子どもたちに野球の楽しさを伝えていく。
大田は08年ドラフト1位で巨人に入団し、松井秀喜の背番号「55」を受け継いだ。16年オフにトレード移籍した日本ハムで潜在能力が開花。移籍1年目の17年に自身初の規定打席に到達し、19年にはキャリアハイの打率2割8分9厘、20本塁打をマークした。21年オフに自由契約となり、DeNAに移籍した。1軍出場がなかった今季は戦力外通告を受け、ユニホームを脱ぐ決断をした。
9年ぶりの“古巣”復帰。18日の引退会見では「また違う新たなステージに向かっていくことを決断しました。悔いや後悔はありません」と話した。新たな形で野球に携わっていく。