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【とっておきメモ】慶大・清原正吾「就活ちょっとだけしたんです」監督に気付かれずインターンも


慶応大学の清原正吾内野手が、プロ野球への道を断念し、新たな挑戦を選ぶことを決断しました。彼は独立リーグなどからのオファーをすべて断り、今後は社会での目標を持ちつつ、就職活動に専念する方針です。清原氏はプロ野球のスター、清原和博氏の息子として知られており、多岐にわたる職業に触れた経験から将来の選択肢を広げています。大学4年生の彼は、インターンシップやオンライン面接を通じて少しずつ社会との接点を持ち、その中で可能性を感じていました。「将来は挑戦して結果を残した人たちの話を聞き、自分の人生に置き換えたい」と述べ、将来的には孫正義氏やイーロン・マスク氏のような影響力のある人物から学びたい意向を示しています。

慶大・清原正吾(2024年11月8日撮影)

<とっておきメモ>

慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)が野球をやめる決断をした。オファーのあった独立リーグなど9球団に対し24日朝、堀井哲也監督(62)を通じて断りの連絡を入れた。清原本人も「今後は野球の道ではなく、新たに目標を持ち、社会に出る準備を」と声明を出し、まずは就職浪人となる見込みだ。プロ通算525本塁打を誇る清原和博氏(57)の長男は家族への恩返しを果たし、バットを置いた。

   ◇   ◇   ◇

慶大・清原は実は、ひそかに動いていた。「就活、ちょっとだけしたんです。1回だけインターンシップも行って。オンライン面接とかも。でもやっぱり就活で野球をおろそかにしたくなくて」。練習には影響ないよう動いたから、堀井監督にも気付かれていなかった。

父はプロ野球選手、母はモデル。いろいろな世界を見てきたから、将来の夢もたくさんあった。「お母さんの仕事現場に一緒に行ったら、芸能の人たちってすごいなって。アーティスト、映画監督、いろいろ憧れましたね」。だから大学4年生になっても、多角的に進路を考えていた。

もし取材者になったら誰に話を聞きたいか-。そう問いかけた。「孫さんとか、イーロン・マスクとか。挑戦して結果を残した人って、共通して行動力がすごいですよね。お話を聞いて、自分の人生に置き換えてみたいですね」。記者にとっては年齢半分の“清原正吾物語”も十分すぎるほど刺激的だった。【金子真仁】

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