夏になると、全国のママたちを悩ませるのが家の至るところに繁殖する「菌」。
夏は高温多湿で菌が特に繁殖しやすい季節なので、うっかりケアを怠ると“家族が菌だらけの空間で生活している…”なんて事態にもなりかねません。
おうちの中の菌を放置するとどうなるのか、ちょっぴり怖い調査結果をご紹介します。
効果的に除菌できているのは約4人に1人
P&Gジャパン
仕事や育児に忙しい現代のワーママたちは、菌の脅威を分かってはいるものの、しっかり対策できていないのが現実のようです。
P&G株式会社が全国の働くママ300人を対象に夏の菌対策に関する実態調査を実施したところ、夏の家の中の菌について気にしている人は全体の86%にのぼったにもかかわらず、「効果的に家の中を除菌できている」と答えたのは約4人に1人という結果になりました。
1日使用したシーツにはトイレの便座よりも菌が繁殖!
P&Gジャパン
さらに、同調査では驚くべき結果が出ました。毎日使用するシーツや枕などの寝具類は、放置しておくとトイレの便座以上に菌が繁殖してしまうというのです。
例えば1日使用したシーツにはすでにトイレの便座の3倍もの菌が付着しており、1週間後には9倍にまで増殖するというデータが報告されています。
夏は就寝中に大量の汗をかくため、シーツに皮膚片やバクテリアなどが溜まってしまい、非常に菌が繁殖しやすい状況になっているのです。
この事実を知っていると答えたワーママはわずか39.0%で、約6割のワーママが知らなかったことが明らかになりました。
新品のシーツでも一晩で菌が4倍以上に
P&Gジャパン
ちなみに新品のシーツでも一晩でなんと菌が4倍以上に増え、さらに1週間使い続けると菌の数は11~12倍程度にまで増えるとのこと。夏は毎日でも寝具を洗濯したいくらいですね。
しかし実際には、寝具のケアを行うペースは「1週間に1回」と回答したワーママが最も多くなっています。その程度しか寝具ケアできない理由は、やはり「時間がない」が最多。
菌の繁殖は気になっているけれど、忙しいことが理由で菌対策できていないのが、現在のワーママのリアルな事情だということが分かりました。
家事アドバイザーの矢野きくのさんによれば、
「梅雨から夏にかけては、汗や湿気で寝具も水気を含みやすくなります。そのため、湿気の高いところで繁殖しやすい菌への対策のためには、寝具のこまめな除菌対策をすること、そして乾燥をさせることが重要になります」
とのこと。天日干し以外にも、室内で干したり除湿器を使ったりすることでも、寝具を乾燥させることが可能だそうですよ。
毎日使うものだからこそ対策を!
毎日使用する寝具ですから、できる限りの菌対策をしたいものです。
とはいえ忙しいワーママは、毎日寝具を洗濯するのはかなり難しいでしょう。
手軽に使える除菌グッズなどを上手く活用しながら、夏を快適にのりきりたいですね!
参考:P&Gジャパン