現在、スムージー先進国アメリカでは塩味系が注目されています。これまで、グリーンスムージーを飲みやすくするためにフルーツやはちみつ、甘味料を加えていましたが、カロリーを高くしてしまって、毎日飲む人やダイエット中の人には気になる部分でした。
そこで、スープのように塩味系で味付けをするアイデアが登場し、”スムージースープ”とも呼ばれるように!
考えてみると、ブロッコリーや枝豆のポタージュのようなスープもグリーンスムージーも、食材とプロセスは似ています。それならスムージーを冷製野菜スープのように楽しんだらいいのでは、という発想から生まれたのですね。早速、作り方をご紹介しましょう。
ポイントは【野菜を加熱しない&ハーブやスパイスを効かせる】
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野菜の栄養素をなるべく多く摂りたいので、ポタージュスープと違って加熱をしません。そのため、ブロッコリーやカリフラワーなどの加熱が必要な野菜は不向き。生野菜サラダとして食べられている葉物(レタス、ケールなど)、きゅうり、セロリなどがおすすめです。
また、アボカド、ナッツ系ミルクを加えると野菜の青くささがマイルドになって飲みやすくなります。塩、こしょうのほかに、スパイス類やハーブ類、柑橘果汁を使って風味よく仕上げるのもポイント。
レシピ1【ケールとアボカドのスムージー】
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グリーンスムージを作るのと同じ要領で、材料をブレンダーに入れて撹拌するだけ。塩加減はお好みで。アボカドとアーモンドミルクのおかげでマイルドに仕上がるから、飲みやすいですよ。
オリーブオイルの代わりに、アボカドオイル、フラックスオイル、ナッツオイルなどを美容効果が期待できるオイルを使っても◎。
ケールにはビタミンC、β-カロテン、アボカドにはビタミンEが豊富に含まれていて、どちらもお肌にいい抗酸化作用が期待できますよ。
【材料】(1杯分)
アボカド・・・1/4個
きゅうり・・・1/2本
ケール(またはサラダほうれんそう)・・・2枝
パセリ・・・3枝
水・・・60ml
アーモンドミルク・・・30ml
レモン汁(またはライム汁)・・・大さじ1/2
EXヴァージンオリーブオイル・・・大さじ1/2
塩・・・1〜2つまみ
【作り方】
1. アボカドは皮をむいて種を取ります。きゅうりはひと口大に切ります。パセリは枝から葉を取ります。
2. 材料をすべてブレンダーに入れてなめらかになるまで撹拌します。味をみて、足りなければ塩を足して。
レシピ2【ほうれんそうとハーブ&スパイスのスムージー】
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ターメリック、カイエンペッパーが効いたインドや中東料理のようにスパイシーなグリーンスムージー。ミントがとってもさわやかなアクセントになっています。
ターメリックはウコンとも呼ばれ、肝機能の働きをサポートすることから二日酔いの防止に使われています。
サラダほうれんそうには、普通のほうれんそうと同じように貧血を防止する鉄分、美肌効果が期待できるビタミン類(ビタミンC、β-カロテン)が豊富。それでいて渋味(アク)はあまりないので、スムージーにぴったりです。
【材料】(1杯分)
オリーブオイル・・・小さじ1/2
にんにくのすりおろし・・・1/2片
しょうがのすりおろし・・・1/2片
水・・・60ml
チキンスープの素(またはビーフブイヨン)・・・小さじ1/3
Aサラダほうれんそう・・・100g
Aクレソン(またはルッコラ)・・・50g
Aレモン汁(またはライム汁)・・・1/4個
Aアボカド(皮をむいて種をとる)・・・1/4個
Bカイエンペッパー・・・ひとつまみ
Bターメリック・・・小さじ1/4
B塩・・・適量
Bこしょう・・・適量
ミント(またはバジル、パクチー)・・・大さじ1/2〜1分
【作り方】
1. 材料Aをブレンダーに入れてなめらかになるまで撹拌。
2.ミントはみじん切りにしておきます。
3.小鍋にオリーブオイルを熱し、にんにく、しょうがを炒めます。香りが出たら水、チキンスープの素を加えて沸騰させます。
4.火を止めて粗熱をとったら、1、材料Bを加えて混ぜます。熱で栄養成分が減ってしまわないように、ブレンダーで撹拌した野菜類は、冷ました鍋に入れるのがポイントです。
5.ミント、お好みでほうれんそうの葉を散らしたら完成。
今回紹介したレシピを基本に、好みの野菜やスパイス、ハーブを使って、自分なりのアレンジも楽しんでみて。
(レシピ制作・Nora)