NBCがトータル85時間分にもなる、今年行われるオリンピック競技の放送をVRで放送すると発表した。
Samsungとの協力のもと、開会と閉会セレモニーを始め、バスケットボール、体操、陸上、ビーチバレー、ダイビング、ボクシング、フェンシングなどの決勝、準決勝が、まるでそこにいるかのような360度の映像で鑑賞できることになる。
撮影はOlympic Broadcasting Services(OBS)があたる。
Samsungの協力なので、コンテンツはNBCスポーツアプリをダウンロードのうえ、Gear VRモバイルのヘッドセットで視聴可能になる。SamsungはOculusとも提携しているが、OculusRift対応での配信はなさそうだ。
また、残念なことに動画の配信は生中継ではなく、遅れての配信となるもようだ。オープニングセレモニーも一日遅れの8/6にならないと配信されない。新しいコンテンツは8/21まで次々と協議中に配信される予定で、閉会式は開会式と同じく一日遅れで配信される。
多少時差があるとしても、オリンピックを360度で見れるなら一軒の価値はありそうだ。スタジアムの雰囲気を感じながらゲーム観戦できるのかと思うと期待が高まる。
また、VRでのライブ映像は技術的に困難ではあるが、一応可能である。しかし、ゲーム中継中の不具合などのリスクを考えると高画質で試合を放送できることもあり、NBCがライブ中継ではなく後日コンテンツを配信することにしたのは頷ける。
SamsungもNBCもどのカメラが使われるのか発表しておらず、コンテンツが3Dになるのか2Dになるのかはまだわかっていない。
VR放送の重要なファーストステップしてリオオリンピックも見逃せないが、全VR生放送がこの4年の間に可能となるのか、2020年の東京オリンピックも目が離せない。
参照元サイト名:uploadvr.com
URL: http://uploadvr.com/rio-olympics-will-broadcast-vr/
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