HTCがCES 2017で発表したVive Tracker。CESでも1000台規模でサードパーティに提供するとされていたが、その詳細が明らかになった。公開された申し込みフォームへは、Viveの開発者向けページからアクセスできる。
今後どのように展開されるかは不明だが、今回無償提供されるVive Trackerは1000台の予定だ。先着順ではなく、アプリケーションや自社のプレゼンを元に提供するパートナーが決定される。申し込みを考えている企業はその内容を吟味するべきだろう。
ただ、今回は日本から応募できないようだ。フォームの表示は可能なのだが、国の選択欄にJapanが用意されていない。日本にもVive Trackerを使ったコンテンツのアイデアを持つ開発者はいるはずなので、第2回以降の募集に期待したい。
フォームには、名前・企業名・連絡先といった一般的な項目に加えて次のような入力欄がある。当選者の選定では、これらが重要になりそうだ。
- ・コンテンツのカテゴリ
エンタメ、教育、企業向け、ゲーム、健康、その他から選択 - ・VR開発実績
実績がある場合は、そのタイトルを入力できる - ・自社についての紹介
テキストに加えて、最大25MBのファイルを添付できる - ・Trackerを使って開発するコンテンツの紹介
こちらも最大25MBのファイルを添付できる - ・デモ・プロトタイプのダウンロードリンク(任意)
- ・リリース予定日
コンテンツのカテゴリは、他の項目に比べれば重要性が低いかもしれない。しかし、同じくらい期待できるプロジェクトが複数あるときの決め手になる可能性もある。申し込みが少ない分野であれば、有利になるのではないだろうか。
VR開発実績があるに越したことはない。熱意で経験をカバーすることもできるだろうが、これまでの作品があるならアピールしたいところだ。
自社についての紹介も重要だと思われる。ビジョンが明確で実績のある企業ならば言うことがない。設立したばかりならば、ここも熱意を見せるしかないだろう。
コンテンツの紹介は最重要項目だ。テキストだけでなく添付ファイルも使える。スクリーンショットや動画、プレゼン用のスライドショーなどあらゆる手段で売り込みをかけたい。
高品質なデモ・プロトタイプがあれば、一気に当選率が上がるだろう。近日中にデモを作成できそうなら、応募を遅らせてもよいかもしれない。
リリース予定日があまりに遠いと、プランが立てられていないと判断されてしまうかもしれない。近すぎても不安になるので、無理のない開発計画を。
参照元サイト名:HTC Vive開発者サイト
URL:https://www.vive.com/us/tracker_form/
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