2016年11月16日にロイヤルパークホテルにて開催のグリー株式会社と一般社団法人VRコンソーシアム主催VRビジネスイベント「Japan VR Summit 2(以下JVRS2)」のSession3「先駆者から学ぶ〜VRアトラクション編〜」のセッション内容をお伝えします。
モデレーター
GREE VR Capital, LLC
Managing Director 筒井 鉄平氏
パネリスト
Upfront Ventures
Principal Kevin Zhang氏
The VR Fund
General Partner Tipatat Chennavasin氏
CRCM Venture Capital
Partner Toby Zhang氏
セッション開始
─モバイルVRについて
Kevin:モバイルVRはエントリー製品。50ドルくらいで買っているわけですから期待値はその価格に見合ったものになるはず。
─どのくらいのタイミングでARがくるのか?
Toby氏:ARはエキサイティングでわくわくするものだ。
ARはよりモバイルなARになるべき。VRは没入するが、ARは全く話が違う。
HoloLensも期待の改良や軽量化に期待している。
技術的にも成熟が必要でコンテンツ制作者にも着目しないといけない。
Tipatat氏:Toby氏がいったようにARの定着と開発者の成熟が必要だろう。
2~5年かかって消費者市場に出てくるのではないか?
Kevin:ARのほうがお金がかかる。
マイクロソフトはHoloLensに5年費やしている。
消費者向け製品という意味ではまだ遠い。価格も高いと思う。
ハードウェアメーカーに関しては3~5年は開発に時間がかかると思う。
──VRのどの領域に対して注目しているか?
Kevin:アイトラッキングなどの技術や自動車の自動運転への活用も期待している。
Tipatat氏:VRが今後どのように開発されるかが重要。誰でも作れる、今の10分の1のコストで作れるツール、これが大事。
360度動画は今後は伸びないと思う。
ソフトウェアに関しては敏感。これまでにはfacebookなど、5000万ドルのファンドで資金が活用できるような投資機会を常に探している。
Toby氏:インフラかボリュームメトリックキャプチャリングにも関心を持っている。
今後スカイプの次のコミュニケーションかと思っている。
──VRの課金モデルは?
Tipatat氏:VRでの収益は単純な話ではない。
モバイルはFree to Playになるだろう。
PCVRではSteamで2400万ドルの売り上げがある。
少なくとも6社が半年で100万ドル以上の売り上げを上げている点にも注目してほしい。
Kevin氏:ヘッドセットで広告を体験して販売していく会社が増えていくかもしれない。
Tipatat氏:中国のVR市場では時期尚早ではあるが、2~3000のVRアーケードが存在し、1ヶ月で80万プレイ(1プレイ10ドル)されたという噂も聞いている。
正しくこのまま進めばチャンスがあると思う。
モバイルVRにおいての成功事例は70万DLを2か月前に記録したゲームがある。
これはゲーム内課金のあるゲームだ。
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