ロケーションベースのVRシーンで活躍しているStarVRのStarbreezeがビジュアルエフェクトを開発しているNozonを775万ドル()で買収したことを発表した。
Nozonはビジュアルエフェクトに強い会社で、VRに重要なツールも開発している。
PresenZはNozonが開発しているパララックスに関するツールで、ポジショントラッキングが可能なヴァーチャル空間を制作できるソフトウェアだ。
パララックスとは日本語で視差のことで右目と左目の視野のずれから物体の遠近を感知する視覚感覚のことで、PresenZではそのパララックスを再現し、物体の後ろにさらに物があるという、リアルな視界をVRで作り出すことができる。
まるでToy Storyの世界に入り込んだような、より現実感のある3D空間が実現できる。
StarbreezeはIMAXとも契約をしており、新しいシネマティックビデオコンテンツをロケーションベースのVRで展開しようとしている。
映画館やモールなどで、現在公開されている映画とタイアップしたコンテンツが体験できる。
まずLAから開始され、イギリスのマンチェスターなど他のシティに広がる予定だ。
映画と同じでチケットを購入し、VRコンテンツを楽しめる。
5Kディスプレイと210°ビューのStarVRはこの手のコンテンツには向いており、すでにこのようなロケーションベースのVRコンテンツによりStarVRのニーズが確立されてきている。
StarVRを使った施設は今後も増える予定で、身近な場所で体験できる日も近そうだ。
参照元サイト名:uploadvr
URL: http://uploadvr.com/starbreeze-acquires-nozon/
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