グリー株式会社が2023年3月1日(水)、メタバース事業の強化を目的として、VTuber事業を展開する「REALITY Studios株式会社」と法人向け事業を展開する「REALITY XR cloud株式会社」の2社の新設を発表しています。
グリーは、これによってメタバース事業を多角化してグローバル展開を加速させるとしており、またメタバース事業の全50以上のポジションでの積極採用も行われています。
グリーがVTuberとメタバースの新会社を設立
今回グリーが100%子会社として新設した2社は、同社のメタバース事業の強化を目的に設立されたもので、
・VTuber事業はREALITY Studios
・法人向け事業はREALITY XR cloud
の2社になっています。
今後REALITY Studiosでは、多彩なタレントをマネジメント・プロデュースするVTuber事務所の運営を行っていき、もう一方のREALITY XR cloudでは、法人向けに3DCGやXRテクノロジーを活用したメタバース構築プラットフォーム「REALITY XR cloud」を展開していくとしています。
組織再編でグローバル展開へ
グリーのメタバース事業では現在、スマホ向けメタバース「REALITY」を筆頭にグローバル展開が進められており、今後も事業を拡大してグローバル展開をさらに加速させていくための組織再編が行われています。
今回の新会社設立はそれに伴って行われたもので、
・プラットフォーム事業を展開するREALITY株式会社
・VTuber事業を展開するREALITY Studios株式会社
・法人向け事業を展開するREALITY XR cloud株式会社
・Web3事業を展開するBLRD PTE. LTD
の4社体制になっています。
新設2社の今後の展開
今回設立されたREALITY StudiosのVTuber事業には、バーチャルタレントの「KMNZ」や「VESPERBELL」などの高い評価を得ているタレントが所属しており、今後は複数のVTuber事務所を設立し、グローバルで活躍できるバーチャルタレントの発掘・プロデュースが行われていく予定になっています。
またもう一方のREALITY XR cloudでは、VR空間内で行われるバーチャルイベントを実現するためのクラウドソリューション「REALITY XR cloud」の提供が予定されていて、特に2022年6月から提供されている「REALITY Worlds」は、サービス開始以降
・三井不動産
・HIS
・ビームス
・三越伊勢丹
などの大手企業へのメタバース進出を手掛けており、2022年には制作されたメタバースに合計約4200万人が訪れるソリューションにまで成長しています。
メタバース事業で全50以上のポジションを採用も
また、今後もメタバース領域のリーディングカンパニーとしてプロダクトを更に進化させていき、さらなる新しい人材を集めるための採用特設サイトも公開されています。
この特設サイトでは、
「スマホ向けメタバース『REALITY』のプロダクトマネージャー」
「VTuber事業『REALITY Studios』の海外VTuber事務所運営責任者」
「法人向け事業『REALITY XR cloud』のセールス責任者」
「Web3事業のエンジニアマネージャー」
などのキーポジションをはじめとする、全50以上の求人情報が公開されており、そのほか採用拡大にあわせ、より多くの採用候補者がメタバース事業を深く知るための記事コンテンツも用意されています。
まとめ
グリーが今回、VTuber事業と法人向けメタバース事業の新会社を設立しています。
同社では、メタバース事業を多角化してグローバル展開を加速させていくとしており、またメタバース事業全50以上のポジションでの積極採用も実施中で、その特設サイトも公開されています。
今後の事業展開に、世界中の注目が集まりそうです。
参考:REALITY公式サイト
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