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シャープの8Kディスプレイを使えば世界最高画質のVRヘッドセットができるかも


海外メディアVRSourceは、2016年10月7日の記事において、Sharpのディスプレイ技術「IGZO」がVRヘッドセットに応用された時の画質に関する考察を掲載した。


20161010_igzo_1


Sharpは2016年10月4日から7日まで開催されたIT技術見本市CEATEC 2016において、液晶ディスプレイ技術「IGZO」のブースを設けて、8Kディスプレイの試作品を展示した。


展示されたディスプレイは、27型の平面ディスプレイだったが、同社はこの8Kディスプレイ技術をより小型のディスプレイに実装することができると説明している。


海外メディアVRSourceは、同社の発表を受けて、仮に8Kディスプレイ技術をVRヘッドセットに応用した場合に実現する仕様について考察した。


ディスプレイの性能を比較する主な指標には、ディスプレイの大きさ、画素数、そして画素密度がある(VRヘッドセットの場合はさらに視野角が加わる)。


ディスプレイの大きさは画面の対角線の長さをインチ数で表わした数値で表現され、画素数はディスプレイ全体に敷き詰められている画素数をpixelで表わす。


画素密度は1インチあたりに配置されている画素数と定義され、ppi(pixels per inch)で表わされる。


同メディアによると、従来のディスプレイより目の位置に近いVRヘッドセットのディスプレイ性能を比較するうえで最も重要な指標は、画素密度であると言う。


というのも、VRヘッドセットの画素密度が十分な数値に達していないと、画面に格子が見える「スクリーンドア効果」が起こるからだ。


「スクリーンドア効果」が起こっている画面の例

「スクリーンドア効果」が起こっている画面の例


同メディアは、IGZO8Kディスプレイを使って4KVRヘッドセットを開発した場合の画素密度を算出して、既存の主要VRヘッドセットと性能を比較したグラフを作成した。


20161010_igzo_3


同メディアが算出した4KVRヘッドセットの画素密度は1,008ppiで、既存のVRヘッドセットで最もppiが高いGalaxcy S7 edgeを使ったGear VRの577ppiの2倍弱である。


ちなみにOculus Riftは461ppi、HTC社のVIVEは447ppi、PS VRは386ppiである。


モバイル型VRヘッドセットのGear VRがハイエンドVRヘッドセットよりppiが高いのは、同程度の画素数のディスプレイでであれば小型の方が画素密度が高いことが影響していると考えられる。


なお、現時点でSharpが4KVRヘッドセットにディスプレイを供給するという発表は一切ないが、4KがVRヘッドセットディスプレイのスタンダードになる日はそう遠くないだろう。


参照元URL:http://vrsource.com/sharp-1008-ppi-vr-display-prototype-4554/


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