Valveが、HTC ViveのSteam VR向けの3Dトラッキングシステム「Lighthouse」をライセンスフリーとすることを発表した。
![SteamVR-trakcking](http://i2.wp.com/vrinside.jp/wp-content/uploads/exploded_base_station.jpg?resize=650%2C317)
SteamVR-trakcking
Steam VR Trackingの詳細
メインコンポーネントは三つ。
ベースステーション
■ 120°多軸レーザーエミッター
■ ケーブル不要、ホストやトラッキングするオブジェクトとつなぐ必要なし
■ 二つのベースステーションを使えば、360°トラッキング可能
![basestation](http://i0.wp.com/vrinside.jp/wp-content/uploads/component_base.png?resize=232%2C232)
basestation
センサー
■ 軽量、ローパワー、ローコストASICセンサー
■ 360°カバーする為に最大32個のセンサーがオブジェクト一体につき使用可能
■ センサーの取り付けに適切な場所を計算できるソフトウェア・ツールキット
■ 1000Hz IMUで制作されているため、ローレイテンシ、高画質でのトラッキングが可能
■ ホストとのワイヤレスコミュニケーションが可能
![trackedobject](http://i1.wp.com/vrinside.jp/wp-content/uploads/component_object.png?resize=232%2C232)
trackedobject
ホスト
■ (この場合はPCで)3Dポジショナルインフォメーションをマルチデバイスから統合
■ SteamVR APIが正確なタイミング、シンクロ、予測を実現
■ Steamとの互換性があり、SteamVRカタログにアクセス可能
![host](http://i1.wp.com/vrinside.jp/wp-content/uploads/component_host.png?resize=232%2C232)
host
SteamVR Trackingの仕組み
SteamVR Trackingではベースステーションが約5メートルまで届くマルチシンクロ振動とレーザーラインを使い、部屋をくまなくスィープする。
振動とスィープの間のタイミングをトラックすることで、Steam VR Trackingシステムはシンプルトリゴノメトリーを使い、センサーの場所をミリ単位の小さなところまで探知できる。
多数のセンサーと二つのベースステーションをつなげ、ハイスピードIMUを足すことで、SteamVRではトラッキングしているオブジェクトの方向、速度、角速度も1000Hzで計算できる。
![steamvrtracking-howitworks](http://i1.wp.com/vrinside.jp/wp-content/uploads/howitworks_tracking.png?resize=650%2C436)
steamvrtracking-howitworks
SteanVR TrackingはHTC Viveのコンポーネントとしても使われており、定期的なアップデートをすることでより快適なVR体験をサポートしている。
HTC ViveにおいてのSteam VR Trackingの利点
■ 360°カバー(2ベースステーション)
・すき間なく部屋の全ての場所のトラッキングが可能
・マルチプルトラッキングを連携統合
・拡張可能;シングルまたはマルチユーザー、マルチオブジェクト
■ ローレイテンシ
・スムーズ・リアルタイムトラッキングが高速で
■ サブミリメーターアキュレシー
・正確な互換性
■ ローセンサーコスト
・トラッキングするデバイスの調整のトータルコストが低い
■ ハイリフレッシュレート
・250Hz-1kHzでトラッキングが可能
ライセンシーデベロッパーキットも提供している。
![licensee-devkit](http://i2.wp.com/vrinside.jp/wp-content/uploads/synapse_ref_object.jpg?resize=426%2C352)
licensee-devkit
ValveはSynapseと提携してSteam VR Trackingについてのライセンシー向けセッションも行っている。
Synapse URL:http://www.synapse.com/steamvr
参照元サイト名:partner.steamgames.com
URL: https://partner.steamgames.com/vrtracking#GetStarted
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