ハイエンドVRヘッドセットには、ハイスペックなPCが必要になるため、VRを導入するためにPCも併せて購入する方も多いだろう。
しかし、どのマシンを買えばいいのか分からない、そんな人も多いのではないだろうか。
また、PCでゲームをする人にとっては、マシンのスペックによってゲームの設定を変える必要があり、潤沢なゲーム体験が出来ないことも多々あるが、自作PCを構築するほどの知識がない、という人にとっては、NVIDIAが開発したPCシステム、GeForce GTX Battleboxシリーズを勧めたい。
VRにも4K画質でのゲーミングにも対応した本機種は、残念ながら日本ではまだ未発売だが、アメリカやイギリスのサイトでは既に発売が開始されている。
価格は、CyberPowerPCでは895USD(約99,600円)であり、数十万円規模のマシンが流通するゲーミングPC市場の中ではかなりのコスパの高さだと言える。
スペック
今回発表されたGeForce GTX Battleboxは2種類あるが、スペックの基本ラインは共通している。
VRをプレイする際にあたって、両者のどちらを使用しても問題はないが、4K画質でのゲーミングやプレイしたいタイトルなどを考慮しながら、どちらかを選ぶのが良いだろう。
GeForce GTX Battlebox Essential
GeForce GTX Battlebox Essentialはエントリーレベルのマシンである、スペックは以下の通り。
GPU | GeForce GTX 1060 6GB |
---|---|
CPU | Intel Core i5もしくはAMD Ryzen 5 (minimum) |
メモリ | 8GB+ RAM |
ストレージ | SSD |
OS | Windows 10 |
このセットアップで実現する1080pの60fpsであれば、スタンダードなゲームプレイヤーにとっては問題なくプレイできる。
他に、NVIDIA G-SYNCモニターも併せて購入が可能。
GeForce GTX Battlebox Ultimate
GPU | GeForce GTX 1080 Ti |
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CPU | Intel Core i7 or AMD Ryzen 7 (minimum) |
メモリ | 16 GB+ DDR4 RAM |
ストレージ | SSD |
OS | Windows 10 |
Ultimate Battleboxは、ゲームとVRをやり倒したいコアなユーザー向けのマシンであり、PCゲーム、そしてVRでやりたいと思うすべてのことが出来る。
FPSからeスポーツ、「ゴーストリコン・ワイルドランズ」や「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」などのタイトルを4Kでプレイすることができる。
また、VR Ready PCとしても最高レベルの性能を備えており、「EVE: Valkyrie」や「Arizona Sunshine」、「Robo Recall」や「Rick and Morty: Virtual Rick-ality」などのVRゲームもMAX設定でプレイできる。
4K画質で最先端のゲーム体験を
3840×2160の4K画質が実現する高解像度グラフィックは、モニターの画質表示に著しい向上を与える。
4Kゲームは、新しい最先端を行くものであり、次世代のゲームをいち早く体験したい人にはGeForce GTX Battleboxは最適のマシンだと言える。
ハイスペックを要求する従来のPCゲームでありがちな、グラフィックス設定をMAXにして快適なゲームを楽しみたいコアなゲームプレイヤーにとっては、すべてのゲームを最高の設定でプレイすることが出来る、究極のゲーミングPCだ。
シングル画面での4Kゲーミングとサラウンド3画面、スーパーワイド画面でのゲーミング、リアルタイムで天候や、プレイヤーのアクションに対して本物の様に反応する3Dの森など、これらはほんの一例に過ぎないけれども、今後ゲームを変革するポテンシャルを秘める画像品質の向上を示している。
また、自作でPCを組み上げることができない人にとっても、Battleboxは専門家が構築したセルフメイドPCに匹敵する高性能を発揮する。
日本では未発売
Battleboxは現在のところ日本では未発売であり、NVIDIAはアメリカとイギリスにリテール拠点を構えている。
イギリス在住者はBox.co.ukやChillblast、Dino PCやPC Specialist、ScanやUtopia Computersなどのサイトで購入可能だ。
米国在住者はCyberPower PC、Digital Storm、MaingearやOriginなどのサイトで手に入り、また、オーストラリア、フィンランド、フランス、チェコ、ドイツ、イタリア、ポルトガル、ルーマニア、スペインやスウェーデン在住者も購入できる。
日本ではPCゲーマーの数が少ないからなのかもしれないが、日本での発売を強く希望する。
参照元:VRFocus
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