TOKYO, Jul 28, 2022 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工機械システム株式会社(MHI-MS、社長:池田 直昭、本社:神戸市兵庫区)は、熊本県の株式会社熊本日日新聞社(社長:河村 邦比児氏、本社:熊本市)から新聞用オフセット輪転機「DIAMONDSPIRIT(ダイヤモンドスピリット)」を1セット、長野県の信濃毎日新聞株式会社(社長:小坂 壮太郎氏、本社:長野市)から同2セットをそれぞれ受注しました。
熊本日日新聞社では、カラー印刷能力の増強を目的に既存設備4セットのうち1セットを更新する計画で、稼働開始は2024年2月の予定です。一方、信濃毎日新聞社では、長野市内の印刷拠点である「長野製作センター」の既存設備2セットを全て更新する計画で、MHI-MS製輪転機が初採用されました。2026年初頭までに稼働を開始する予定です。
1時間に最大16万部の新聞を印刷可能なDIAMONDSPIRITは、MHI-MSの技術力を結集した最新鋭の省エネ型輪転機です。各印刷ユニットを個別に駆動・制御するシャフトレス駆動方式の採用による消費電力と騒音の低減に加え、軽量かつコンパクトな機器設計で省スペース化も実現。また、印刷中に出る不良紙を低減し、刷版(印刷したい絵柄が施されたアルミの平板)の使用量を半減するなど、ランニングコストや環境面でもさまざまな改善が期待できます。
今回の機種選定では、高い印刷品質や累計70セットを超えるMHI-MSの輪転機受注実績に裏付けられた安定性に加え、リモートでの機械状況確認など新聞製作をサポートする充実したアフターサービスが高い評価を受けました。また、印刷用紙の走行を安定させるテンションコントロール(張力制御)機能、メンテナンス作業と印刷運転の効率化に対応したタブレットPCなどの幅広い機能も選定を後押ししました。
熊本県内を中心に朝刊約25万部を発行する熊本日日新聞社は、今年で創刊80周年を迎えました。同社が1987年に熊本市内に開設した日本初の新聞博物館では、新聞社で実際に使っていた貴重な機械類や日本の新聞の歩みなどを紹介する常設展のみならず、熊本地震や感染症などのタイムリーなテーマで企画展を開催。歴史や文化を新聞以外で伝える活動も精力的に行っています。
1873年の創刊から来年で150周年を迎える信濃毎日新聞社は、全国屈指の長い歴史を有する新聞社です。県内シェア70%を超える県民の主読紙として地元で広く愛されており、長野県内を中心に朝刊約42万部、夕刊約3万部を発行しています。2021年には、公式ウェブサイトをリニューアルしたデジタルニュースサービス「信濃毎日新聞デジタル」を新たに創刊しました。
MHI-MSは今後も、生産性や省エネ性に優れた輪転機の開発および提供を通じて新聞製作をサポートするとともに、多様な顧客ニーズに応じてきめ細かく提案営業を行い、新聞業界の発展に貢献していきます。
本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.mhi.com/jp/news/22072801.html
三菱重工グループについて
三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: www.mhi.com/jp
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