本システムでは、病害虫を判別するAI学習モデルを、十勝農協連が収集した病害虫の画像データをもとに富士通が開発し、甜菜に発生する褐斑病(かっぱんびょう)およびヨトウムシの特定を実現します。本システム構築に先立ち、一般社団法人農林水産業みらい基金(注3)(以下、みらい基金)の助成を受けて、2019年に両者が実施した実証実験では、病害虫を特定するAI学習モデルの平均適合率90%以上を達成しました。
十勝農協連は、本システムを活用し、病害虫の発生場所や日時を十勝全域で把握することで、効果的な農薬散布を行うとともに、生産者に営農指導を行うことで、生産者のコスト削減、作業負荷軽減、競争力強化を支援します。富士通は、本システムを通じて、持続可能な農業生産に貢献するサービスモデルを検討し、農業分野のDXを強力に推進していきます。
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概要:富士通株式会社
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