本実証実験は、5Gにおける超高速・大容量通信、超低遅延、多接続通信等の特徴を活かした、コネクテッドカーにおける通信性能や、将来的なサービスの可能性を検証するものです。
エリクソンの協力のもとお台場・青海地区に3か所の5G実験基地局を配置し、インテルが提供する全長約25cmの360度対応小型車載アンテナヘッドを用いて、公道を走行する実験車両と5Gによる通信を行いました。
本実証実験では、時速約30kmで走行する実験車両との間で、受信時最大下り1Gbps/上り600Mbpsの超高速通信を実現し、車上からの4K画質のライブ映像伝送に成功したことで、走行中に連続して通信を行うコネクテッドカーの基本的な性能検証を確認いたしました。小型車載アンテナでの通信に成功することで、2020年の5G商用環境に近い状況でのコネクテッドカーの実現可能性を立証いたしました。
ドコモは、5Gを活用した新たなサービス・コンテンツをパートナー企業と幅広く連携して開発し、一般のお客さまにも体験いただける「5Gトライアルサイト」の構築に、2017年5月より取り組んでおります。また、NTTグループとトヨタは、2017年3月にコネクテッドカー向けICT基盤の研究開発に関する協業に合意をしており、今回の実証実験ではこれらの取り組みを具体化し、5Gの自動車向けの標準化の推進と、車両における5Gの利用用途の検証をさらに進めてまいります。
なお、本実証実験のデモンストレーションを、2017年11月9日(木曜)から11月11日(土曜)にかけて、日本科学未来館にてドコモが主催する展示イベント「見えてきた、“ちょっと先”の未来~5Gが創る未来のライフスタイル~」においてご覧いただけます。
ドコモは今後も、幅広いパートナー企業との連携を促進し、これまで世界主要ベンダーと研究を重ねてきた5G技術のもと、自動車分野における5Gの活用に向けて取り組みを進めてまいります。
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2017/11/06_02.html
概要:株式会社NTTドコモ
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