TOKYO, Sep 13, 2016 - (JCN Newswire) - NECは、自社グループの基幹システムにSAP HANA(R)基盤を導入し、2016年5月より本番稼働を開始しました。すでに国内向けシステムは稼働し、海外拠点向けも含め2016年11月を目途にグループ全システムが稼働する予定です。
今回の新プラットフォームは、基幹システムに蓄積される経営ビッグデータのリアルタイム処理、またデジタル経営を支える基盤の獲得を目的に、2015年7月よりSAP社のインメモリデータベース「SAP HANA(R)」導入に向けた社内プロジェクトを実行してきました(注1)。新プラットフォームは、NECで販売する高可用・高信頼性の「NX7700xシリーズ」「iStorage」製品を採用し、クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」やSAP HANA(R)技術に関するSIノウハウ等をフル活用することで、短期間での全面的なプラットフォーム刷新を図っています。
これらの刷新により、物理サーバ台数の削減(70%削減)やSAP HANA(R)化によるデータ量1/4への圧縮、運用自動化技術等の効用による保守工数等のシステム運用コスト25%削減を実現していきます。
今後「SAP S/4HANA(R)」化の推進や、IoTで得られる情報をはじめ、各現場の様々なデータを取り込み、AIにより意思決定に必要な経営情報のリアルタイム分析を可能とすることで、更なる経営判断のスピードアップを実現します。
NECは、社会ソリューション事業に注力しており、グローバルでの経営システム改革を推進しています。今回のプラットフォーム刷新はこうした取り組みの一環で、今回の実績から、高可用性・高信頼性システムの実現、大規模システムを短期間に移行する方式の確立や、システム品質の確保などのノウハウをモデル化して提供することで、企業の経営基盤強化に貢献します。
新基幹システムの概要は別紙をご参照ください。
NECグループは、「2018中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
また今回の発表にあたり、SAPジャパン株式会社様より、以下のエンドースメントを頂戴しております。
SAPジャパン株式会社は、日本電気株式会社様の基幹システムにて、SAP HANAをベースとしたプラットフォームへの刷新に関して、歓迎します。
当該プロジェクトで培ったSAP HANAに関する技術力、ノウハウは、今後の日本電気様のS/4 HANAをベースとした経営基盤によるデジタル経営に強力に寄与するとともに、お客様のデジタルトランスフォーメーションに向けて、多大なる貢献をされることを確信しております。
SAPジャパン株式会社 代表取締役社長 福田 譲
【別紙1】NEC基幹システム プラットフォーム刷新 概要
http://jpn.nec.com/press/201609/images/1301-01-01.pdf
【別紙2:図】NECの目指す経営のデジタル・トランスフォーメーション
http://jpn.nec.com/press/201609/images/1301-01-02.pdf
本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://jpn.nec.com/press/201609/20160913_01.html
(注1)「NEC、さらなる経営のスピードアップと効率化に向け、自社基幹システムのプラットフォームを全面刷新」
http://jpn.nec.com/press/201511/20151105_02.html
※ SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。またその他記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。
本内容の詳細について
「NECグローバル経営改革<第四弾>
SAP HANAの導入でマネジメントの高速化を実現
IoT、ビッグデータ時代の新しい価値創出に挑む」
http://jpn.nec.com/case/nec_hana/
概要:日本電気株式会社(NEC)
詳細は www.nec.co.jp をご覧ください。
本件に関するお客様からのお問い合わせ先
NEC マーケティング・ニュービジネス本部
E-Mail: nssc-cs@sap.jp.nec.com
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