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初対面の笑顔の挨拶は、距離をグッと近づける!


人間関係を築く上で最初に気を付けるべきは、初対面時の「挨拶」。多くの人が当たり前の所作と軽視しがちですが、最初の挨拶が良い関係を築けるかどうかを大きく左右します。では、初対面時の挨拶で気を付けるべき点とは。どんな挨拶なら良好な関係を築けるのか。相手との心理的距離を縮める「外交」に求められる挨拶の在り方を考えます。【週刊SUZUKI #131】

相手と良好な関係を築く際のスタートライン、つまり初対面のときに何より気を付けなければならないのが、当たり前で基本的な行為ながら、もっとも強力な武器となる「挨拶」です。初対面では、この挨拶がその後の関係を大きく左右します。それだけ重要な行為であることを意識し、丁寧な挨拶を心掛けるべきです。

では、挨拶するときには何に気を付けるべきか。必ず実践しなければならないのは、「初対面の挨拶は自分から」です。自ら率先して挨拶すれば、相手に対して「私はあなたと良好な関係を築きたい」というポジティブなメッセージを送れます。このメッセージが相手に安心感を与え、初対面時の警戒心を解きます。心のバリアを下げることで、人間関係を築きやすくなります。

そもそも挨拶とは、人間関係を築くために必要な「潤滑油」です。機械がスムーズに動くために油が必要なように、人間関係も良好な関係へと突き動かすためには、挨拶という潤滑油が不可欠です。潤滑油がない限り、人間関係は良好な方向に動きません。当たり前ですが、挨拶なしに人間関係は成り立ちません。

ただし、単に挨拶すればいいわけではありません。自ら挨拶する際は、笑顔を添えることが大切です。笑顔は重要なコミュニケーション手段の1つで、相手に安心感と親近感を与えます。自分が初対面の人と挨拶するときの状況を思い出してください。笑顔で挨拶された人には、無意識のうちに好意を抱いたはずです。「話しやすい」や「親しみやすい」といった感情を抱いたはずです。笑顔を添えるだけで、相手との心理的距離をグッと縮められるようになるのです。

もし笑顔を意識していなければ、今日から早速実践すべきです。名刺交換する際には自分から一歩を踏み出し、明るい笑顔で「〇〇〇〇と申します。本日はよろしくお願いします!」と挨拶しましょう。決して難しくありません。このシンプルな行動を添えるだけで、あなたの印象は大きく変わります。相手はその後、あなたの話を前向きに捉えるようになるでしょう。会話も自然と盛り上がるでしょう。挨拶1つで、あなたと相手の関係が良い方向へと劇的に変わるのです。

相手と初対面のときは、挨拶の瞬間に全神経を注ぎます。その瞬間の効果を最大化できるよう気を配ります。これほどの気構えで挨拶に臨むべきです。相手より率先して挨拶に臨み、心からの笑顔と共に挨拶します。こうした言動と姿勢が、最初に抱くあなたの印象を好意的にします。歩み寄ろうと踏み出した一歩が、相手との間に温かい繋がりを築き、その後長きにわたって良好な関係を支える礎となるのです。

【外交の心得 その8】

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。他に、日本オムニチャネル協会 会長、SBIホールディングス社外役員、東京都市大学特任教授を兼任。

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