シェフ専用キャリアサポートSNS「CHEFLINK(シェフリンク)」は、外国語対応機能の提供を開始しました。第一弾として英語対応を実装し、就労資格を持つ外国籍シェフへの就労機会の提供を強化します。今後は対応言語を順次拡大し、登録者数10万人を目指すとのことです。
これまでに2.5万人超のシェフが登録しており、求人情報やコミュニティ・コンテンツ提供を通じてシェフのキャリア形成やスキル向上を支援してきました。2025年5月には海外採用支援サービスもローンチしており、国内外におけるシェフのキャリア構築支援を強化しています。日本の外食業に従事する外国人労働者は約19万人(2022年10月時点)にのぼるとされ、今回の多言語対応はこうした実情を踏まえた施策です。

英語対応では、就労資格を持つ外国籍シェフが求人情報やキャリア関連コンテンツを英語で利用できるようになります。シェフは自身の就労資格の登録が必須となっており、事業者はプラットフォーム上で候補者の就労適格性を確認できます。これにより言語の壁を越えてマッチング機会が拡大し、面接設定やオファーまでの時間短縮が期待されます。
また、英語表示により海外経験者や志向の事業者とのマッチングが増え、業態の多様化にも寄与するとしています。スポットシェフサービスを通じて短期から正社員採用までの採用フローをカバーするエコシステムを形成してきた点も、多言語化の効果を高める要素です。
今後は英語以外の各国言語にも順次対応し、国籍や出身地を問わず国内で働くシェフが必要な情報や機会にアクセスできる環境を構築していく計画です。持続可能な食産業のビジネスモデル構築と、料理人一人ひとりが柔軟にキャリアを築ける環境の創出を目指すとのことです。
詳しくは「株式会社シェアダイン」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松