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知名度上位でも志願は“地元”が強し!高校生の大学選びに地域重視の波


2025年度の進学ブランド力調査が発表されました。この調査は、高校生の大学選びに関する意識や志願度を明らかにすることを目的としており、全国7エリアにおける大学の選び方の傾向を詳細に探ります。本記事では、調査結果の重要なポイントを紹介し、高校生の進学先選びにおける新たな動向を読み解いていきます。

リクルート進学総研が毎年実施している進学ブランド力調査は、高校生が持つ大学に対する志願度や知名度を把握するために行われています。2025年度の調査は、全国の高校に通う2026年卒業予定者約20万人を対象に行われ、有効回答数は16,850件という大規模なものでした。この調査を通じて、高校生の大学選びに対する新たな傾向や意識の変化がどのように表れているのか、詳しく見ていきます。

調査によると、大学志願度ランキングにおいて、関東甲信越、東海北陸、関西、東北、九州沖縄の5エリアで私立大学が1位となりました。一方、北海道と中四国では国立大学が1位の結果に。私立大学の人気が高まっている一方で、国公立大学への志向についても新たな動向が見られます。

特に最近では「国公立」も「私立」も選べないとする決め切れていない層が増えており、高校生はそれぞれの大学の特色や自分の興味に応じた進学先を慎重に選んでいる様子がうかがえます。

進学先を選定する際に高校生が重視する項目として、上位にランクインしたの「交通の便が良い」、「学びたい、興味のある学部・学科がある」、「教育内容のレベルが高い」という3つでした。特に「交通の便が良い」という項目は前年から大きく順位を上げており、通学の利便性が高校生にとって重要な選択基準となっていることが顕著になっています。

知名度ランキングでは、関東や関西の大都市圏にある総合大学が上位にランクインしました。しかし、志願度ランキングでは自エリアの大学が多くランクインしていることから、高校生は地元の大学をより重視している傾向があると言えるでしょう。この知名度と実際の志願度の乖離は、高校生の選択が地域性や大学の特色を反映したものであることを示しています。

リクルート進学総研所長の小林浩氏は、調査結果を受けて「志願度は5エリアで私立大学が1位に、知名度は関東・関西の総合大学が上位になる中で、地元大学が志願度ランキングに多くランクインしている点が印象的」と述べています。また、「志望を決め切れていない層が増加していることが、今後の高校生の進学選びに影響を与える可能性がある」との見解も示しています。

進学ブランド力調査2025の結果は、高校生の大学選びが多様化していることと、地域性を重視している現状を浮き彫りにしました。今後も高校生の志向や選択基準は変化し続けると見られ、教育関係者や大学側は、この動向をしっかりと把握し、適切なアプローチを行う必要があります。

詳しくは「リクルート」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松

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