大阪・関西万博で登場した“未来のドアノブ”がスゴすぎると話題です。触れていないのに触ったように感じる? AI×3D解析×ハプティクスが生み出した世界初の体験に、来場者から驚きの声が続出しています。
非接触でドアを“感じる”時代へ。五感を揺さぶる身体拡張体験
2025年の大阪・関西万博「リボーンチャレンジ」ゾーンにて、AIと3D技術を融合した体験型展示『未来のドアノブ』が登場。非接触で“扉を開ける”このアート作品は、まさに「身体の感覚を拡張する」次世代のインタラクティブ体験です。
開発を手がけたのは、ドアノブ専門メーカーの株式会社ユニオンと、AI・3D解析に強みを持つスタートアップ・株式会社Tengun-label。伝統と最先端のテクノロジーが融合し、“触れずに触れる”を実現しました。
主な技術要素は以下の通りです。
- 非接触で身長や姿勢を自動測定し、ノブの位置を調整
- 空中にホログラムでドアノブを表示
- 手の動きに合わせてリアルタイム追従するハンドトラッキング
- 超音波で“手応え”を再現する空中ハプティクス技術
- 顔の血流を読み取って非接触で血圧を推定
体験者は「まるでSF映画の中にいるよう」「まったく触れていないのに、握っている感覚があった」と驚きを口にします。
また、ポストコロナ時代の衛生配慮、高齢化社会での身体的負荷軽減といった観点からも、実用性の高い未来技術として注目を集めています。
この展示は2回にわたって実施予定で、5月には“見守るドアノブ”、7月には“心で開く扉”というテーマで内容が刷新される予定。毎週入れ替わる万博のテック展示の中でも、群を抜く没入体験として話題をさらっています。
詳しくは「株式会社Tengun-label」まで。
レポート/DXマガジン編集部 海道