静岡県磐田市は、母子モ株式会社が提供する『子育てDX』の「伴走型相談支援サービス」を導入し、2025年6月2日から運用を開始しました。このサービスでは、妊娠届の提出や母子手帳交付時の来庁予約、さらには「妊婦のための支援給付金」の申請がアプリを通じて行えるようになります。

磐田市は、母子手帳アプリ『母子モ』を2017年から提供しており、新たにデジタル技術を活用して子育て支援の利便性を向上させることを目指しています。これまで手続きに出向く必要があった妊娠届や給付金の申請が、スマートフォンを用いてオンラインで実施可能となり、負担の軽減や混雑の解消が期待されています。「伴走型相談支援サービス」では、利用者はアプリから24時間いつでも妊娠届を提出し、母子健康手帳の交付や支援給付金の申請も容易に行えるようになります。自治体職員も事前準備や業務調整ができ、事務処理の効率化が期待できます。磐田市は今後も子育て世帯に優しい仕組みを整え、安心できる子育て環境の実現を目指します。
市長の草地博昭氏は、「子育て世代に『やっぱ、磐田で暮らそう』と思っていただける支援体制を充実させていく。『母子モ』がさらに便利になり、皆様の不安を和らげることを期待している」と述べています。この新機能の導入を通じて、磐田市は持続的な子育て支援への道を着実に進めています。
詳しくは「母子モ株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 小松