ハローワークだけではわからない「リアルな求人動向」。厚生労働省委託の最新調査で、民間求人サイトを横断的に分析したところ、職種ごと・地域ごとの“賃金格差”や“求人の偏り”が明らかになりました。あなたの仕事、どこで探すかで条件は大きく変わるかもしれません。
求人ビッグデータが描く、働き方の「地域差」
株式会社ナウキャストは、厚生労働省委託事業として、職種・地域別の求人データを横断的に分析しました。民間5サイトとハローワークを対象に、求人件数と募集賃金の上下限を職種別・都道府県別に集計。正社員とアルバイト・パートの推移比較までを行っています。
たとえば同じ職種でも、東京と地方都市では時給に数百円の差が生じるケースもありました。これは単なるコストの違いではなく、人手不足や生活費の違いなど、地域経済の構造を映し出している結果といえます。
背景には、労働市場の変化があります。政府が進める「三位一体の労働市場改革」では、ハローワークと民間の求人情報を統合し、働き手がより合理的に職場を選べる社会を目指しています。今回の調査結果は、その第一歩ともいえる試みです。
詳しくは「株式会社ナウキャスト」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道