ITエンジニア不足が深刻化する中、paizaが内閣府の男女共同参画会議で女子学生へのアプローチ強化を提言しました。2030年には最大79万人が不足すると予測されるIT人材。突破口は“女性ロールモデル”の提示にありました。今、未来を変えるカギは女子高校生に託されています。
IT人材危機を救うのは“憧れ”の可視化
「2030年にはIT人材が最大79万人不足する」――経済産業省の調査が警鐘を鳴らすなか、IT業界の偏った男女比が課題となっています。現在、IT人材における女性の割合はわずか2割。これを5割にまで引き上げることができれば、人材不足の大半を解消できる可能性があるといいます。
paizaはこの現状に対し、内閣府の男女共同参画会議で「ロールモデルの提示が鍵になる」と提言。女子学生が実際に活躍する女性エンジニアの姿を見ることで、ITへの憧れを具体的なキャリアに変える支援が重要だと強調しました。
具体策としては、学校でのプログラミング教育支援、女性エンジニアによるセミナーやオフィス紹介動画の提供、就労支援制度の強化、さらに出産後のキャリア継続を可能にするリモートワーク体制の整備などが挙げられています。
オンラインでスキルを可視化できる「paizaスキルチェック」は3,090万回以上の受験実績があり、85万人の登録者を抱える同社の取り組みは、ITエンジニアの育成に大きな役割を果たしています。
IT人材育成のカギは、“誰かのようになりたい”と思わせる存在を見せること。paizaが描くのは、ジェンダーに縛られない未来のキャリア地図です。
詳しくは「paiza株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 海道