新潟市で高精度3次元地図を活用した除雪支援システム「SRSS」の実証実験が始まりました。この取り組みは、毎年約5,000kmの道路に対し500社の除雪事業者が関与し、1,000台を超える除雪車が稼働する新潟市において、除雪作業の効率化を図るものです。
近年、除雪オペレーターの高齢化が進んでおり、熟練オペレーターの引退や事業者の撤退によって、技術継承が難しくなっています。この問題を解決するため、ダイナミックマッププラットフォームAxyzは、除雪技術の早期習熟を目的とした施策を展開します。
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SRSSは、自動運転車にも利用される高精度3次元地図(HDマップ)を基に、除雪車の位置情報をリアルタイムで可視化するシステムです。雪に埋もれた道路情報を的確に把握できるため、安全かつ効率的な除雪作業が実現します。
実証実験は2025年3月15日まで行われ、除雪車の稼働時間や作業効率などを分析するとともに、若手オペレーターの育成を目指します。この取り組みが、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されます。詳しくは「ダイナミックマッププラットフォーム株式会社」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部香田