iOSユーザーなのに、面白そうなゲームがAndroid専用だった。Androidユーザーだけど、面白そうなゲームが端末に対応していなかった。PCの大画面でアプリを遊びたい……そんな方に一度試して頂きたいのが、PCでAndroid向けゲームを遊べるプラットフォーム「Blue Stacks 3」です
互換性、操作性に優れたゲームプラットフォーム「Blue Stacks 3」
PCで動くAndroiodプラットフォーム「Blue Stacks 3」はアプリの互換性と操作性に優れています。対応アプリの豊富さ、アプリによってはスマホ以上の快適なプレイフィールを体験できる操作性が特徴です。
▲対応アプリ数はなんと数百万個との事。スマホと遜色のない互換性。
DLしてインストールするだけ。「Blue Stacks 3」の簡単導入方法
PCでアプリをプレイできるようにするために、まずは導入方法を確認していきましょう。と言っても方法は簡単。公式サイトからインストーラーをダウンロードして、画面の指示に従いながらインストールするだけです。
▲インストール後に起動すると、Googleアカウントの登録へ。あらかじめ登録しておく必要あり。
▲後はストアから好きなゲームをDLしてゲームを遊ぶだけ。ようこそ「Blue Stacks 3」へ。
操作性や動作はいかほどか? 実際に遊んでレビュー
導入が簡単なのは確かに魅力的ですが、肝心のゲームがちゃんと遊べないと意味がありませんね。という事で、筆者が実際にゲームをプレイして操作性や使用感を確かめてみました。
大半のアプリの動作は良好。グラフィックも劣化なし
スマホやタブレット向けのゲームを「Blue Stacks 3」でプレイしても、大半のアプリは動作に違和感は覚えませんでした。
▲動きの激しいシーンも滑らか。実際のプレイ画面ではもっと鮮明な画質に。
キーマッピング機能で、スマホ以上の操作性
動作とともに、もうひとつ気になる操作性ですが、これも「キーマッピング」という機能で解決しています。これは、スマホのタップ操作の代わりにキーボードで代用できるというもの。
例えば、上下左右の移動を「W・A・S・D」キーで行ったり、スペースキーを攻撃ボタンにしたりすることで、スムーズな操作が可能に。さらにマウスの操作を組み合わせれば、スマホ以上の操作性になるかも。
▲指先一つで遊べるゲームなら、マウス操作だけでもほぼ完結する。
▲『リネージュ2 レボリューション』では、最初からキーが割り当てられている。スマホにはないショートカットも。
▲自分でキーを設定したい場合は、下のキーボードのアイコンをタップ。すると設定モードに切り替わる。
▲キーを割り当てたい場所を直接クリックして、好みのキーを設定していく。
▲左から三番目の十字キーのアイコンから、仮想十字キーを呼び出せるので便利。
▲自動でキーが割り当てられていないゲームでも、自分でキーマッピングすればほぼ問題なし。
フリック操作のあるリズムアクションゲームには不向きな模様
キーマッピングのおかげで、MMORPGやアクションゲームも快適に遊べる「Blue Stacks 3」ですが、いくつか苦手なジャンルがあります。代表的なのがリズムアクションゲーム。
これらはタップだけでなく、頻繁にフリック操作が挟まれるため、キーマッピングでもカバーしきれないのです。
▲フリック操作の問題を解決できれば遊べそうだけど……。
実際に使ってみて気になった事
ほかにも、遊んでみて「ここが残念」「ここが気になる」という点がいくつかあったので、ここで簡単にお伝えします。
対応していないゲームがある
対応していても動作不安定なアプリも
▲『ドッキリ 神回避2』では、タップすべきオブジェクトが消えてしまいプレイ困難に。
多くのアプリがPCとスマホでデータ共有できない
あと一つ気になったのは、どうやら大半のアプリがPCとスマホでは別データとして扱われるらしく、ゲームデータの共有はできないという事です。家ではPC、外ではスマホで遊ぶというプレイスタイルができれば、かなり快適になっただけに残念ですね。
PC用のAndroidプラットフォームとしては十分。遊んでみる価値はアリ
いくつか不満点はあったものの、画質、動作、操作性などゲームの大事な所の品質は良好。PCで遊べるAndroidプラットフォームとして、十分に役割を果たしてくれそうです。
PCを持っていて、今のスマホの環境に満足出来ない方は、一度試してみてはいかがしょう。