こんなサインに注意!膀胱炎の症状と原因
犬の膀胱炎は、細菌が膀胱に侵入することで起こる病気で、その結果炎症が起こると「頻尿」「血尿」「排尿時の痛み」などの症状が発現します。以下のようなサインが見られたら注意しましょう。
- トイレの回数が増える
- 少量しかおしっこが出ない
- 血の混じった尿が出る
- 排尿時に鳴く、元気がない
膀胱炎の主な原因は、大腸菌などの細菌感染です。特に雌犬は尿道が短く、細菌が膀胱に入りやすいため注意が必要です。先天的に陰部が内部に落ち込んでいるため膀胱炎になりやすい子は、稀ではありますが場合によっては陰部の整形手術が必要な場合があります。ポイントとしては、陰部を清潔に保つことです。
また、膀胱結石や内分泌疾患(例:糖尿病)、体の内部の構造異常(例:異所性尿管)などが背景にあることもあります。必要に応じて精査が獣医師から提案されます。
診断の基本は、尿検査と尿の細菌培養です。特に再発を繰り返す場合は、超音波検査で膀胱や腎臓に異常がないかも調べます。
家庭でできるやさしいケアと治療の流れ
動物病院での治療では、主に抗生物質(例:アモキシシリン)が使われます。治療期間は通常3〜5日間と短めでも効果があり、症状が改善するケースが多いです。ただし、抗菌薬の乱用は耐性菌の原因になるため、獣医師の指示を守って使うことが重要です。
家庭でのケアとしては、以下のような方法が役立ちます。
- 水分をたっぷりとらせる(フードに水を足す、ウェットフードにするなど)
- トイレを我慢させないよう、こまめに排尿させる
- 寒さを避ける(冬季の冷えは膀胱炎を悪化させるリスクが考えられます)
- 排尿の様子を日々観察する
また、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を併用すると排尿痛を和らげる効果もあります
。(ただし、猫への投与は腎障害のリスクを考慮し慎重に使用する必要があります)
再発を防ぐ生活習慣とサプリメントの活用
膀胱炎は一度治っても再発することがあるため、予防がとても大切です。以下のような対策が推奨されます。
1. 清潔な環境の維持
寝床やトイレ、陰部をこまめに掃除・清潔にし、細菌の繁殖を防ぎましょう。
2. 適正な体重の維持
実は、肥満は尿路感染のリスク要因です。バランスのとれた食事と運動を心がけましょう。
3. クランベリーエキス配合のサプリメント
クランベリーに含まれる成分には、尿路における大腸菌の付着を防ぐ働きがあるとされ、ヒト医療では再発予防に一定の効果が報告されています。
犬でも、同様の作用が期待されており「ウロアクト」などのクランベリーエキスを含むサプリメントの使用は、補助的な再発防止手段として有用と考えられています。ただし、あくまで予防目的であり、治療薬の主軸ではない点に注意が必要です。
まとめ
犬の膀胱炎は早期発見・早期治療がカギです。やさしいケアと予防策を取り入れることで、再発を防ぎ、愛犬と快適な毎日を過ごしましょう。
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