愛犬がご飯を残してしまう原因
1.1回分のご飯の量が多い
1回の食事量が多すぎると、愛犬が食べきれずに残してしまうことがあります。
多くの犬は、朝と夜の1日2回に分けてご飯を食べています。これは、犬の消化に10〜12時間かかるとされているためです。
しかし、体格や体調によっては、一度にたくさんの量を食べることが難しい犬もいます。そのような場合は、食事回数を3回〜4回に増やして与えるのも一つの方法です。
朝と夜は家にいても、日中は仕事などで不在の場合には、自動給餌器を利用することで負担を減らせます。
2.お散歩の後は食欲が低下する
お散歩の後は疲れてしまい、食欲が落ちてご飯を残してしまうことがあります。
通常、運動後すぐに食事を取ると、胃拡張・胃捻転・腸捻転といったリスクがあるため、多くの飼い主さんはお散歩の後にご飯を与えていると思います。
ただ、お散歩で体力を使った後は、犬もぐったりしていることがあります。そんなときに無理に食べさせようとすると、消化不良を起こしてしまうことも。
お散歩から帰ったら、まずはしばらく休ませてから、ご飯を与えるようにするとよいでしょう。
3.おやつを食べ過ぎている
ご飯の時間までにおやつを食べすぎてしまうと、空腹感がなくなってしまい、ご飯を残してしまうことがあります。
家族のそれぞれが気づかずにおやつをあげてしまっているケースもよくあります。特に、小さな子どもや高齢の家族がこっそり与えてしまっているという話も少なくありません。
1日に与えるおやつの量やタイミングを決めて、家族全体でしっかりと管理してあげることが大切です。
4.活動量が減った
暑さや寒さ、雨天などの影響で散歩の時間が短くなったり、行けなかったりする日は、愛犬の活動量が自然と減ってしまいます。
活動量が少ない日は、エネルギーをそれほど消費しないため、いつもより食欲が落ち、ご飯を残すことがあります。
また、高齢になると1日のほとんどを寝て過ごすようになり、全体的に活動量が減るため、食事量も少なくなるのが自然です。
そのようなときは、室内でできる軽い運動を取り入れたり、少量でも高栄養なフードに切り替えるといった工夫をしてみてください。
5.一時的な体調不良が起きている
季節の変わり目や急な気温変化によって、犬も一時的に体調を崩してしまうことがあります。
「なんとなく食欲がない」「食べたいけれど喉を通らない」といった感覚が、犬にもあるのかもしれません。
もし、嘔吐や下痢、元気のなさなどの症状があれば、すぐに動物病院を受診するようにしましょう。ご飯を残す以外に変わった様子がなく、散歩にも行けて元気であれば、数日様子を見ても大丈夫です。
まとめ
愛犬がご飯を残してしまう原因を5つ解説しました。
- 1回分のご飯の量が多い
- お散歩の後は食欲が低下する
- おやつを食べ過ぎている
- 活動量が減った
- 一時的な体調不良が起きている
筆者の高齢の愛犬も夏の暑さから食欲が落ち、1ヵ月ほどご飯を残す日が続いたことがありました。
冷房の効いた部屋で過ごしていても、犬は夏バテしてしまうことがあります。そんなときは、フードにお湯をかけてやわらかくしたり、ウェットフードを混ぜたり、果物・野菜・鶏肉・魚などを少量トッピングしてあげると食欲が戻ることがあります。
また「お皿からは食べないけれど、手からだと食べてくれる」といった犬も少なくありません。愛犬の様子をよく観察しながら、無理のない工夫をしてあげましょう。
いつもと違う体調の変化が見られる場合には、早めに動物病院に相談することをおすすめします。
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