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小さな犬のシャンプーは5分が理想!?プロが解説する『時短シャンプーのススメ』


プロのトリマーによるチワワのシャンプー時間は、15〜20分が標準とされています。シャンプーは通常2回行われ、すすぎも2回です。多くの飼い主は家庭でシャンプーを試みるものの、期待通りの効果を得られず、プロへの依頼やWebサイトでの相談が増えています。プロと飼い主の差は、洗浄力と手の動かし方にあります。泡シャンプーは時短の効果が薄く、リキッドシャンプーを使うことで短時間での洗浄が可能です。さらに、正しい手の使い方で皮膚にシャンプーを届かせ、短時間で清潔を保つことが鍵です。また、純植物性コロイドシャンプーは高い洗浄力で、肌を守りつつ効率的な洗浄ができるアイテムとされています。

チワワのシャンプーは15~20分がプロの現状

チワワのシャンプー

私はチワワのシャンプーにかける時間を、日本で1番しつこく聞いています。年間約300人のプロトリマーに6年間、概ね1,800人に聞いてきた結果が15~20分。シャンプーの回数は2回が最も多く、2回のシャンプー+2回のすすぎに要するのがこの時間です。

飼い主さんはというと、ドレッサーやバスタブで見様見真似のシャンプーになるでしょうからもっと時間がかかるでしょう。小型犬のシャンプーだとしても大変な重労働だと思います。

でも、プロアマ問わず 「そのシャンプー作業で、何日いい臭いが維持できるか?」 が、そのまんま頑張ったシャンプーの成果そのもので、いい臭いの時間が長い犬ほど、皮膚トラブルの可能性も低くなりますよね。

プロトリマーはシャンプーの成果を追跡しない?

プロトリマーのシャンプー

チワワのシャンプー時間を聞いたら次に 「そのシャンプースタイルでどれくらいいい臭いが維持できますか?」 とも質問しますが、ほとんどのトリマーは 「分かりません」 との回答。お宅に返してしまったら分からないんだそうですが、本質的には臭いを長く維持するためにシャンプーをしているわけではないので、追跡して調べようとも思っていないのが大半のトリマーの現状です。

では、飼い主さんはなぜ重労働をいとわずに自宅でシャンプーをするのでしょうか?
そう、「少しでも長くいい臭いでいて欲しい!」 からでしょう。でも多くの飼い主は期待以上の成果が出せず、私たちのWebサイトにもご相談をいただきます。

私が今1番力を入れているのは、プロトリマーが飼い主の望み通りの成果を、時短と同時に達成する意識改革活動と、短い時間のシャンプーでも、今以上に臭いをコントロールできる飼い主さんを増やす、啓蒙活動です。

時短シャンプーで今よりキレイにするには?

2頭のチワワ

YouTubeで「泡シャンプー」の動画を見て試した方も多いのではないでしょうか?飼い主さんが実演する泡シャンプー動画がかなり投稿されていますし、聞き取り調査をすると、プロもかなりの人が泡シャンプーをしているようです。

結論を言うと、泡シャンプーでは 「時短で今よりキレイにする」 ことは2つの理由で不可能です。

  • 泡を作るときはシャンプーを水で希釈し、それを更に空気でダブル希釈して泡を作ります。洗浄力自体がかなり低くなるので、時短シャンプーで汚れを落としきれません。
  • もう一つの理由は、手の使い方です。ほとんどの動画は別容器で作った泡を犬の体に乗せ、手のひらで伸ばしながら、「モミモミ、ナデナデ」 して洗っています。これでは被毛の汚れは落とせても皮膚上の汚れは物理的に落とし難く、臭いは取れません。

これら2つの要因があるので時短は不可能で、4回のシャンプーを推奨する方がおられるほどです。改善するには、洗浄力の高いシャンプーを泡ではなく、リキッドで使用し、汚れに手早くなじませる手の使い方に変える必要があります。

時短に欠かせないシャンプー

泡だらけのチワワ

もうお使いになっておられる方には釈迦に説法ですが、純植物性コロイドシャンプーが時短シャンプーには欠かせません。

まず、洗浄力がキッチンのレンジフードにこびりつく油を落とせるレベルです。ごく短時間で犬の汚れをキレイさっぱり落とすには、これくらいの洗浄力が無いとうまく洗えません。でも大丈夫です。このシャンプーはいくら洗浄力が強くても、肌に触れるとグリセリンに変化して皮膚を保護するため、お肌にダメージを与えません。

肌へのダメージを検証するため、耳の中にシャンプーを入れて洗浄した後、意図的にすすがず1週間放置して、毎日変化を観察するテストを何度も行いしました。結果は、デリケートな耳の中でも、肌の赤変や痒みは全く無く、耳より刺激に強いボディー部の肌には問題なく使えると判断しました。

時短に欠かせない手の使い方

手の使い方

次に、このシャンプーを最も洗浄力の高いリキッド(液体)の状態で使います。ここで手の使い方が大事になって来るのですが、「モミモミ・ナデナデ」 ではシャンプーを素早く汚れの層に馴染ませることはできません。

でも、「モミモミ・ナデナデ」 を推奨する方はほぼプロトリマーさんです。
これまでのキャリアの中で、飼い主から何度もシャンプー後の痒みや赤変を訴えられてきた方たちですから、これを改善するためには長い苦悩のストーリーがあったでしょう。

その末に肌への刺激はスリッカーではなくシャンプーだと気付かれ 「モミモミ・ナデナデ」 にたどり着かれたのだと思いますが、シャンプーが与える刺激の正体は浸透だと理解できれば、解決策は他にもあったでしょう。

洗浄剤の浸透性は洗浄力が高いと上がりますから、水と空気で希釈して浸透性を落とし、できるだけ肌に密着させないソフトな洗い方をすれば、理にかなっていますから効果もあったでしょう。ですが、そのために洗浄効果が極端に下がって、複数回シャンプーを繰り返さなければならないのでは、本末転倒。

手の使い方はこうします

  1. リキッドシャンプーを被毛に乗せたら、先ずは大まかに広い範囲に伸ばします。
  2. シャンプーが体全体に馴染んだら、指先を犬の被毛の根元に潜り込ませます。
  3. 皮膚上の汚れにシャンプーが届いていることを指先で確認します。この時、汚れに十分シャンプーが届いていれば、独特のヌルヌル感を感じられるはずです。
  4. 手をスライドさせながら全身のヌルヌルを確認し、不足していれば随時シャンプーを追加。
  5. 全身の汚れにシャンプーが馴染んだらテンポよく全身をゴシゴシ洗い

この工程を、チワワやダックスなら5分以内で完了できるよう練習を繰り返します。

私は、10年間に延べ30,000頭をこの目的でシャンプーしてきましたから断言します。
1番大事なのは、「最短時間で今よりキレイに」 を目指してシャンプーをしなければ、どうしてもそこにはたどり着けません。

これを武道では 「心技体」 と言うのでしょうが、時短シャンプーでまず最初に目指すゴールは、「最短時間で今よりキレイに」 を目的にするあなたの心の変化
心が変われば、技術も体も整って目的に向かって最大限の力が発揮できるでしょう。


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