目を見れば分かる！犬の目から読み取る心理とは？
言葉を話せない代わりに、犬は表情や行動によってストレートに気持ちを伝えます。それはときに自分の『目』を使ってあなたに訴えることも。
犬の目や目線から読み取れる心理を知って、愛犬の気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
1.優しい眼差しで見つめてくる
犬が口角を上げたような柔らかな表情であなたを見つめてきたとき、それは「ラブコール」だと考えて良いでしょう。ニッコリと笑っているような顔は、犬が人に向かって見せてくれる笑顔だともいわれています。
『視線を感じて振り向いたら愛犬と目が合った』そんなことはないでしょうか？犬は大好きな飼い主さんを常に目で追っています。見つめているときや、飼い主さんと目が合うと嬉しくて犬も穏やかな表情になります。
優しい眼差しの愛犬と目が合ったら、気持ちに応えるように微笑み返してあげましょう。
2.上目遣いでジッと見つめてくる
わざわざそばにきたと思ったら、目を潤ませながらジッと上目遣いで見つめてくることはありませんか？それはおそらくあなたに何かを要求しています。
以前同じようにしたらおやつをもらえた…そんな成功体験をしっかり覚えており、同じ仕草をして自分の要求を伝えているのです。
ほかにも、甘えたいときや構ってほしいときに上目遣いで見つめてくることも。前後のシチュエーションを踏まえて愛犬の気持ちを汲み取ってあげましょう。
3.目を細めてショボショボさせる
飼い主さんに撫でられて心地よいときの犬は、目を細めて満足そうな表情をしています。または、抱っこされたり褒められているときにもこのように目を細めることがあります。
一方、ネガティブな気持ちのときにも同じような仕草を見せることも。恐怖や不安、ストレスを感じたときに自分自身を落ち着かせるため、目を細めてショボショボするのです。
例えば、叱られているとき、長時間のトレーニング中に目を細める表情をしたときには『これ以上はやめて』という愛犬からのサインです。ストレスを増幅させないために、叱るなどの行為はストップしてください。
4.しきりにまばたきをする
犬がしきりにまばたきをしたり目をシパシパする仕草は、前述のような自身を落ち着かせるための行為ともとれますが、全く別の理由が原因である場合も考えられます。
目が痒い、痛いなどの不調からまばだきが多くなっているのかもしれません。今の時期だと花粉症により痒がっている可能性も。
目ヤニが多い、涙が出ている、目が充血している…このような症状が出ている場合は、何らかの不調を目に抱えていることが考えられます。すぐにかかりつけ医を受診してください。
あなたを見つめる愛犬の気持ちを理解するコツとは？
犬の目や視線から読み取れる心理についてご紹介しました。同じような表情でもポジティブ・ネガティブ両方の意味合いがある場合もあり、その見極めが難しいかもしれません。
飼い主さんを見つめてくる愛犬の気持ちを理解するコツがありますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 犬の性質や特性を理解する
- 目だけではなく耳や尻尾も観察する
- 普段から積極的にスキンシップを図る
まずは犬という生き物の性質や特性を学び理解しましょう。一緒に暮らしているとつい人間と同じ物の見方をしてしまうことがあります。客観的に愛犬を観察できるようになると、行動の意味が分かってくるはずです。
犬は目だけではなく、耳や尻尾など他の部位も一緒にその感情を示しています。それらの組み合わせや過去の体験、前後のシチュエーションなど複合的に考えてみてください。
そして基本的かつとても大切なことは、愛犬と日々スキンシップをとることです。触れ合い話しかけることで信頼関係が強固になり、愛犬のささいな仕草でも心情を汲み取ることができるようになるでしょう。
まとめ
「目は口程に物を言う」という慣用句もあるほど、目や目線はその気持ちをよくあらわしています。
日頃から愛犬のことをよく観察していると、ささいな変化に気づきやすくなります。何を思っているのか、どんな気持ちなのか愛犬の気持ちに耳を傾けてみましょう。そうすることでさらに愛犬との絆が深まるのではないでしょうか。
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