白いご飯のお供として、一つの最適解と言って過言ではないイクラが、もしも蛇口をひねったら出てきて、好きなだけ食べられたら……そんな妄想を具現化した作品を紹介したのは、食品サンプルメーカー・株式会社岩崎(イワサキ・ビーアイ)の公式アカウントです。
蛇口からドボドボとイクラが飛び出す様子はまさに魔法のよう。もちろんこちらも食品サンプルのひとつですが、「本当にあるかもしれない」という期待感を持たせるには十分すぎる完成度です。自宅の蛇口がこうなればいいのに……!
本作品は、依頼を受け制作した作品で、北海道特産品販売店を営む「えんがわ 小樽本店」(小樽市堺町)の店頭に設置されているとのこと。店舗のイメージにぴったりと合っている作品ですよね。
制作に要した日数は2週間ほどで、もちろんイワサキ・ビーアイ担当者による手作り。数々の食品サンプルを手掛けてきた同社による斬新なアイデアはもとより、作品に使用しているいくらの粒はひとつひとつ接着剤で留めているとのことですから、並大抵の集中力がなければ作ることはかなわないでしょう。
そんな作品において、もっともこだわったと語るのは「イクラが流れ落ちる様子」。蛇口の口径を超えてドバドバとあふれ出る様子は確かに壮観。静止画であるはずの画像が、まるで動いているような錯覚を覚えます。
その出来栄えについては「えんがわ 小樽本店」担当者も「要望通りに作られていて感動しました。ご来店のお客様からも人気で、写真を撮っていく方も多く見られます」と、感激のようすでコメント。店頭で足を止める方もきっと増えたに違いありません。
<記事化協力>
食品サンプルのイワサキ・ビーアイさん(@iwasakibei_lab)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025041706.html