爆風スランプ不朽の名曲「大きな玉ねぎの下で」の映画化が決定。神尾楓珠さんと桜田ひよりさんのW主演で、2月7日に公開されます。
8月20日には、ティザービジュアルが解禁され、優しく切ない歌声に包まれる特報映像もYouTubeで公開。サンプラザ中野くんからは「間違いなく日本で一番泣ける恋愛映画」というコメントも。
映画のタイトルにもある「大きな玉ねぎ」とは、日本武道館の屋根の上に光る擬宝珠。「大きな玉ねぎの下で」は、ペンフレンドと初めて武道館で待ち合わせる淡く切ない恋模様が描かれたバラードで、数多くの人の心を震わせてきました。
この楽曲をもとに作られた映画「大きな玉ねぎの下で」は、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋するラブストーリーです。SNS で簡単に繋がれる時代に、あえて手書きで心の声を綴りながら関係を築いていくノスタルジックな世界観。
さらに令和と平成、2つの恋が交錯する部分も見どころ。はたして2組の男女は武道館の下で出会うことができるのか。最後に待ち受ける1つの奇跡に、心がじんわり温められます。
主演の神尾さんが演じるのは、将来に希望が持てない大学4年生の堤丈流。楽曲は知っていたという神尾さん。
ペンフレンドという言葉には馴染みがなかったものの、作品を通して「手書きのやり取りだからこその温かみと良さ」をあらためて感じたといいます。
もう1人の主演・桜田さんは、丈流とは対照的に自分の夢をまっすぐに追う看護学生の村越美優を演じます。
お互い顔も知らない相手と文字だけのやり取りで一喜一憂しながら進む物語は、自分にとっては新しくてワクワクしたそう。神尾さんはじめ、魅力的なキャストや信頼できるスタッフに恵まれて、素敵な作品になったと語っていました。
「大きな玉ねぎの下で」の作詞者でもあるサンプラザ中野くんは、「武道館初公演の空席をこの歌で誤魔化そうと目論んだ時、39年後にこんな神展開があろうとは思ってもみませんでした」と驚きを隠せない様子。今作については、「間違いなく日本で一番泣ける恋愛映画です」と太鼓判を押していました。
パッパラー河合さんも、軽い気持ちで試写会に出かけたのに泣いてしまったそう。「心が揺さぶられた」と熱い想いを寄せます。
解禁されたティザービジュアルは、手書きの文字を通して顔も知らない相手に恋する丈流と美優のぬくもりが伝わる仕上がり。タイトルの玉ねぎにちなみ、「恋ってときどき、目にしみる」というコピーも書かれており、楽しい時間だけではない恋の切なさを感じさせます。
YouTubeの「東映映画チャンネル」では特報映像も公開。冒頭から楽曲「大きな玉ねぎの下で」のアカペラが響きわたり、優しく切ない歌声に包みこまれます。カバーしているのは「SNSで話題の女性アーティスト」で、近日解禁されるとのことです。
映像は、丈流と美優がそれぞれノートを書いているカットから始まります。さらに終盤では2024年から1989年まで遡り、手紙を通したもう1つの恋の物語も。時代が交錯する展開に、ますます興味がかき立てられる内容となっています。
ちなみに8月22日には、映画「大きな玉ねぎの下で」とはまったく別のストーリーで描かれる小説も発売。著者は、映画のストーリー原案者である中村航さんです。
他にも9月13日発売の少女漫画誌「ベツコミ」(10月号)より、4か月連続で小説のコミカライズの連載もされることが決定しています。
(c)2024 映画「大きな玉ねぎの下で」製作委員会
情報提供:東映
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024082107.html