1.驚きの身体・感覚能力がうらやましい

猫と言えば、驚異的な身体・感覚能力が自慢です。100mを7秒台で走り、助走なしで約1.5mもジャンプできるうえに、狭い隙間も難なくすり抜けられます。極端に身体が柔らかいので、紙袋のような狭所にすっぽり隠れるのも得意です。
おまけに、暗いところも平気で歩き、鋭い聴覚を活かして、ネズミ同士のおしゃべりでさえも容易に聞き分けられます。並外れた動体視力は、20m以上離れた虫の動きにさえスピーディーにとらえるほどです。
猫の身体・感覚能力を取り入れると、私たちの日常生活に以下のような効果が期待できます。
- 「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」「だるまさんがころんだ」で無双状態
- 学校に遅刻しそうになっても、直前の猛ダッシュでギリギリセーフ
- 通勤電車時、荷棚に飛び乗って、目的地までぐっすり眠れる
- 足音だけで苦手な人の接近を感知し、素早く逃亡できる
- 外回り営業中、くたびれたら、道端の段ボール箱に入ってひと休みできる
驚くべき猫の身体・感覚能力を自在に使えるようになると、もっと生きやすくなる人も増えるかもしれません。
2.断っても後腐れがない

誰かから頼みごとされると、なかなか上手に断れない、という人はわりに多いかもしれません。下手に断ってしまうと相手に悪い印象を与え、今後の関係性がギクシャクすることもあります。しかし、相手の要望ばかり応えていると、身体が持ちません。
その点、猫は頼もしい限りです。相手がどう受け取るかどうか、一切考えることなく、気に入らないものに対しては、遠慮なく「No!」を突きつけます。フードをはじめ、各種オモチャ、猫トイレ、猫ベッドなど、猫の審美眼は、美術品鑑定士のようにシビアです。
もちろん、自信満々の提案を容赦なく却下された飼い主さんは残念で、ときに気持ちも沈みますが、かと言って、愛猫を恨むことはありません。率直に自分の至らなさを認め、はねつけられた先から、次回のプレゼンに向けて、意欲と闘志があふれてきます。
断ってもなお、関係性が壊れず、むしろ、拒否したことで相手を惹きつけてしまう猫の特性は、人間関係上のトラブルに敏感な私たちにとって、本当にうらやましい限りの能力です。
3.どうあれ、かわいい

私たち人間は、かわいいの最高峰・猫に対しては、あまりにも無力です。人間のかわいさを何日間もかけて煮込んでエキスを凝縮させたとしても、猫の立派なヒゲ一本にさえ太刀打ちできません。猫のかわいさは規格外です。
猫がかわいいのは、科学的に言うと、成猫になっても、赤ちゃんっぽさを残しているからです。専門用語では「ベビースキーマ」という特徴で、見る者の愛情や保護欲を大いにかき立てます。猫は生まれながらにして、人を手なずける強力な武器が備わっています。
そして、猫を語るうえで極めて重要なのは、老齢になっても、揺るぎない豊満ボディになっても、赤ちゃんっぽさを持続し、相変わらず抜群にかわいいところです。赤ちゃんの頃はかわいかったけど、大人になったらサッパリ、という人間とはまったく違います。
永遠の赤ちゃん、猫は、人間から無条件で愛され、何でも許されてしまう存在です。猫のかわいさをついうらやましく感じるのは、条件付きでなければ、愛されもせず、許されもしない日常生活に、私たち人間が何となく寂しさを感じているせいでしょうか。
猫のようにかわいくなれないからこそ、愛猫をそばに置いて、そのあり余るかわいさにあやかる―他者(猫)が自分を映す鏡ならば、そこに映し出されるのは、人一倍愛されたいと願う心の本音かもしれません。
まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、猫への憧れを隠さないみなさんを代表して、3つの願望を紹介しました。もちろん、猫好きさんそれぞれに願いの数はあるはずです。
猫のようになれないとわかっているがゆえに、「猫になってみたい…」と私たちは切なくも願ってしまうのでしょう。
もし猫に「人間になってみたい?」と尋ねたら、おそらく、「何だか面倒臭そうだから、猫のままでいいニャー」とそっけない答えが返ってくるかもしれません。
どうやら猫は、猫のままでずっと人間に愛されたいと願っているようです。
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