猫が『八つ当たり』しているときの行動
1.突然に攻撃してくる
普段は穏やかな猫が、急に噛んだり引っ掻いたりしてくるとき、それは猫から「八つ当たり」されている可能性があります。
攻撃的な行動は、猫にとっては「感情の整理が追いつかない」瞬間で、猫が外部の刺激に対して抱えたストレスや恐怖を、自分の身近な存在にぶつける形で発散している状態です。
たとえば、窓越しに野良猫を見て興奮した後、何もしていない飼い主に爪を立てることがあるかもしれません。
突然の攻撃に驚くかもしれませんが、叱るのではなく、猫が落ち着ける時間と環境を猫に与えることが必要です。
2.物に八つ当たりする
猫が家具を引っ掻いたり、棚の上の物を次々に落としたりする場合、それも八つ当たりの一種に当てはまります。
「近くで大きな音を聞いた」「自由に活動できなかった」というような身近で起きたストレスが、周囲の物に向かっている可能性があります。
猫の八つ当たり行動は、不安や興奮を抑えきれず、手近なもので発散しようとしているサインです。
3.同居猫への威嚇や攻撃
いつもは仲良く過ごしている猫同士なのに、突然追いかけ回したり、激しい威嚇を始めたりすることがあります。これは、外部からの刺激によって生まれたストレスや不安が、最も近くにいる同居猫に向かってしまうためです。
たとえば、外の犬の吠える声や見知らぬ来客の匂いがきっかけになることがあります。この行動は、直接的に同居猫に不満があるわけではなく、八つ当たりの一環として起きていることも考えられます。
一方の猫からの八つ当たりがおさまらない場合は、猫たちを一旦別々の場所に隔離し、静かな環境でそれぞれを落ち着かせることが効果的です。分離後、少しずつ距離を縮めていけば、関係が元通りになることが多いです。
八つ当たりを悪化させないための対策
猫が八つ当たりしているときに、叱ったり無理に触れようとすると、かえって恐怖心や攻撃性を助長してしまいます。猫にあまり構わず、猫が安心できる環境作りやストレス発散につながる対策を行いましょう。
環境を整える
猫のストレスを軽減するためには、安全で安心できる場所を作りましょう。高い棚や隠れられるスペースを用意すると、猫が落ち着きやすいです。猫の爪とぎ器を使って、発散する対象を正しい方向に導いてあげると、破壊行動が減ることもあります。
外部からの刺激を減らす
外部からの音で猫がストレスを感じている場合は、窓からの視界を遮るカーテンや、外の音を和らげる防音アイテムを使いましょう。新しい物や人を家に迎えるときは、猫のペースに合わせて徐々に慣らし、猫が近寄ってくるまでは、構いすぎないように気をつけましょう。
遊びでストレス発散させる
おもちゃを使ってストレスを発散させましょう。とくに、狩猟本能を刺激するおもちゃは効果的です。ソファーやキャットタワーなどの少し高いところに誘導する遊びを行うことで、体に溜まったエネルギーを上手に発散させることができます。
まとめ
猫の八つ当たりは、ストレスや不安を抱えたときに見られる自然な反応です。
その背景には、外部からの刺激や環境の変化があり、猫が自分の感情を整理しきれずにいることが原因です。飼い主としてできることは、猫が安心できる環境を整えてあげましょう。
叱るのではなく、猫の気持ちに寄り添うことで、彼らの信頼と安心感を取り戻せます。八つ当たりは一時的なものなので、適切な対応をすれば改善が期待できます。猫の行動を理解し、愛情をもって接することで、さらに深い絆を築くことができるでしょう。
■関連記事
・生後間もない『捨てられた子猫』が保護された結果…『予想外の光景』に涙する人続出「ジーンときた」「感動をありがとう」の声
・会議中のパパにかまってほしい猫→知恵を絞った結果…予想外すぎる『まさかの行動』が17万再生「遊ばざるを得ない」「斬新で笑った」
・飼い主に笑われて『逆ギレ中の猫』→大好きな『次女』が現れて…まさかの『救世主』出現が4.1万再生「次女様…」「リーダーシップすげえw」
・お腹いっぱいで眠くなった赤ちゃん猫→反則級に可愛い『まさかの寝落ち』が11万再生「キュンキュンした」「もはや犯罪レベル」の声
・トイレ掃除がされていないことに気がついた猫→飼い主のほうに向かうと…『賢すぎる行動』が14万再生「偉い天才」「完璧なフォルム」